第四十四話「再度の殺気」
ーー「ウラガミ」本拠地・地下ーー
「見事に開いたぜ・・・」
「まさか!!」
毒ガスはすぐに地下に入ってきて周りがガスで満タンになった
「ぐぁぁぁぁぁ!」
「・・・これは」
リュウは視界が薄くなってきてもはや死を待つだけだった
ムーラは首を手で抑えて、ガスが体の中に入らないようにしてる
「よくも・・・・よくも私を!!!」
ムーラは拳銃を片手で持ち手を震わせながらこっちに向けて
引き金を引こうとした
「まずい!!」
リュウは微かに見えた拳銃を見てよけようとしたが動ける気力がなかった
ムーラが打った拳銃の弾をまともに食らってしまった
(まさか・・・・!!)
リュウの周りが光り始めて気が付くとあけた穴は消えてガスもなくなっていた
「・・・・くそ!!!!」
リュウが悔しがったその瞬間ムーラの蹴りがリュウの腹に直撃してリュウは
ものすごい勢いで吹っ飛ばされた。
「うぅ!!ぐぁぁぁあ!!」
リュウは大量の血を吐き出しむせて呼吸が乱れていた
「ったく・・・この私をなめてんじゃねーぞ!!」
ムーラは怒りをこらえきれずに拳銃を突き付けてこちらを睨みながら見てた。
「私をあんな目に合わせておいてただで済むと思うなよ・・私の気が済むまで
殺してあげるわ」
ムーラは拳銃の引き金をゆっくりと引きそして俺の顔に向けてきた
「お前は・・・これで勝ったと思うのか・・・」
「はぁ?今さら何を言おうと・・」
「ずっと俺は怖かった・・・俺は誰も一人も救えずただこのまま死んでいくのかとな」
「何を言ってるんだ?だから今さら何を言おうと結果は見えてんだよ!!」
リュウはゆっくりと腹を手で押さえながら立ち上がった。リュウはムーラの顔を見
て少しだけにやりとした。
「誰に向かってにやけてんだよ!!」
ムーラは、即座に拳銃で撃とうとしたその瞬間!
「あの時・・・あいつだけでも助けれたらと思うと・・後悔が・・また目の前で
誰かが死んだらと思うと・・」
リュウはムーラに向かっていきなり飛びついて肩を掴んだ
「な!何をする!!!!」
「俺は今まで恐怖で使えなかった・・・自分で助けようとしなかった・・」
「は!」
ムーラは何かに気が付き下を見た、すると自分の影がなくなっていた・・
「お前・・・」
「俺は影の使い手・・・リュウだ」
ムーラは何かを予知したのかすぐさまに逃げようとしたが遅かった、ムーラは
自分の影を失い目を白くして倒れた
「これで終わりだ・・」
ムーラはこの瞬間ある事を思い出した。倒れていく中ふと思い出したムーラの
過去ムーラはその事を思い出して倒れていく体を起こそうとリュウの手を
つかんだ
「な!?」
「はぁ・・はぁ・・まだ死なない・・まだ・・・ライト・・まだ私は・・」
リュウは突然つかんできたからとっさに影を離してしまった
「く!」
ムーラはリュウを思いっきり突き飛ばした、リュウは壁にぶつかり又もや血を
口から大量に吐き出して倒れた
「・・・・そろそろ終わらせないと・・・行けないね・・ライト待ってて・・叶えてあげるから」
「うぇぇ・・・ゲホゲホ・・ライト?」
「・・・私はあの方とは違う・・世界を変える・・くだらないね」
「じゃあなぜこんなことまでする」
「私はね・・ライトのためを思ってやっている・・私の目の前で死んだ・・・必死になって守ってくれた」
ムーラは拳を作り、顔に当てて目をつぶっていた拳は怒りのあまり少し振動していた。
「なのに・・死んだ・・この世界に見捨てられたんだよライトは・・だったら」
「ん?」
「あはは・・いらないよね!こんな世界!必要としてないライトを殺した世界何て・・・私にはゴミ当然」
「ムーラ・・お前」
「あの方とは違う考えだけどね・・利害の一致かな・・だから組んだんだよ」
「さぁ!殺してあげるよ!!」
ムーラは撃ちまくり俺の体はよける分の力がなかったからまともに食らった
「ぐはぁぁぁぁあ!!」
「もっと叫んで倒れろ!!!」
「(このままでは・・・死んでしまう・・なら!)」
リュウは死ぬ前にとっさに自分の影をムーラの影に投げつけた
「何をした・・・まぁいい!!死ね!!」
リュウは最後の一発を食らい死んだ、死んだ瞬間勿論能力が作動してムーラの体は元に戻った。
「一先ずこれで安心ね・・・いない」
ムーラは辺りを見回したがリュウの姿がいなかった
「どこ行った・・・確実にどこかにいる・・・」
ガシ!いきなり首をつかまれた、ムーラは瞬時につかんできた手を離そうとしたが
遅かったのか話すことができなかった
「ぐぐぐ・・・だ、誰だ・・・」
強く握られてたからもがき苦しんでいた
「俺だよ・・影をうまく利用させてもらった」
「は!!」
首をつかんでいたのはリュウだった、リュウはさらに少しずつ強く握りしめていた
「こうやって殺すのは・・・いやだけど仕方ない・・お前たちはこの世界を壊そう
としているからな」
「・・・・首を絞めてても手は空いてる・・・だぞ・・・ここからでもお前を
倒せる!」
リュウは殺される前に殺そうとしてとさっさにものすごく強く握りしめたが
ムーラは少しずつ手に持っている拳銃をリュウに突き付けて撃とうとしてた
「(間に合え・・・)」
「・・・・・これで・・終わりだ・・」
ムーラは必死な顔をしながらも撃ってきた、リュウちょうど心臓に近い部分に
当たったためリュウはその場で倒れ込んだ
「ぐはぁ!!・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
ムーラは息を切らしながらもリュウを攻撃しようとしていた
「・・・何故何度も・・何度も・・・はぁ・・はぁ・・クソ!!」
「私はこんな所では死なないって言ったでしょ?・・・結果は見えている
貴方の死がね」
「(どうすれば・・・)」
リュウが悩んでいたその時、壁の方から大きな音がした
「何?」
音は少しづつ大きくなってきて次第に壁が崩れてきた
「ふぅー・・・地下に逃げたの良いけど・・まさかこんな所まで
来るとは・・」
「穴を掘ってここまでこれたのは流石です・・・兄様」
「お前らは・・」
そこにはガウラとユイナがいた、大きな穴を掘ってきてここまで来たのだろうか
壁の奥にはトンネル並みの奥行きがあった
長らくお待たせしました!!44話です!




