第二一話 「見えない勝利」
ーー砂漠の村「ルミオン」ーー
「クウのあの速さでも勝てないなら・・」
「ドリュウズとは違う感覚がする、この女やばいかも」
俺はクウと話し合った、このままではまずいかと
俺はクウに逃げるという手段を要求した。
「逃げるか・・・なら俺が」
「いや、俺がする!クウは先に行っててくれ」
俺がおとりになると言ったらクウが驚いた。
「ダメだ!それではお前が死ぬ!」
「頼む・・もう死ぬ所なんて見たくないんだ」
俺は必死にクウにお願いをした、渋々クウは分かったと言って
俺はクウとマリカが離れるだけの時間稼ぎとしておとりになった。
「おや?まさか逃げるとは・・」
「ん!」
ムーラは俺の方向とは別に違うわけのわからない方向に打った
弾はいろんな方向にぶつかり、そしてある方向にへと向かって行った。
「クウ!!」
「!!」
クウは俺の声で気づき、すぐさま剣で弾を跳ね返した。
「あちゃ~・・・失敗したか・・・残念だけど」
「何が残念だ!」
「おやおや怖い怖い・・・が」
ムーラは拳銃を顔につけてにらみつけていった。
「その顔をいつまでしてられるかな・・」
「クウ達の時間稼ぎ・・・やるしかない!」
俺は少し体を前に倒して、攻撃態勢をした。
もちろん今回の相手はドリュウズを超える奴かもしれないのは
百も承知!だが、クウやマリカと違って俺は回数はあるけど不死身!
この力を使い切っても!!
「じゃあ!行くよ!」
「シリアル・スーガー」
ムーラは拳銃を二つだして、左右別の方に打った。
「この弾の行く先は・・どこかな?」
「弾が二つ、どうすればよけれるか・・・だが」
俺は、弾にお構いなしにムーラの方に突っ込んで行った。
「ば、馬鹿か!こいつ!!」
一つ一つ、弾がかすれて行く、たまに俺の服にあたり服のボタンが
取れたりした。
「これでも!!」
俺はジャンプをして短剣をムーラに突き刺そうとした。
「私は接近戦は嫌いなんだよ・・・ただね」
俺はいけると思ったが、ムーラが次に俺の顔に拳銃を
ゆっくり向けてきた。
「今のは・・・接近戦にしてはダメだね・・・バイバイ」
俺は目を広げて拳銃を見つめた、もうダメとしか思えない
恐怖を目の前にした、そして俺は脳天を撃ち抜かれて死んだ。
「ん・・・・」
「リュウ!!」
「ここは・・」
「無茶をするからだ!!」
俺の目の前には泣いてたマリカとクウがいた。
「どうして・・」
俺はよく見渡した、砂漠とは違うジャングルな場所にいた。
ーージャングルーー
「どうしてって・・・リュウ、忘れたのか?」
「何のことだ・・」
「リュウが猛獣を引き付けるって言ったから」
「猛獣・・?」
一瞬何を言ってるのかがわからなかった。
マリカとクウは確かにさっきまで俺と別行動をしてたはずだ・・
何故だか分からない混乱がしてきた。
「俺は・・・ムーラを引き付けるって・・」
「ムーラ?猛獣の名前?それとも人の名前かい?」
「はぁ?人の名前だって、ほらさっきまでムーラと戦ってただろ?」
「ねぇ・・リュウ」
「ん?」
「何言ってんの?わけがわからないよ?」
俺はさらに混乱した、何が俺の目の前で起こってるか
わからなかった。
「きっと疲れてんだろ、今日はここで一休みするか」
なんだよ・・・この感覚、まるで俺だけ一人別の世界に
でも飛ばされたような気分だ。俺は立ち上がり、あたりをうろついた。
川に、でかい木、まさにジャングルでもあるかの様な遠くから聞こえる
動物か分からない声。
「さっきまでの砂漠が・・・・ないだと」
「リュウはさぁ・・何言ってんのか分からないけど、その表情から
すると、何かあったんだね」
「さっきまでは俺は砂漠にいたんだよ」
「砂漠?」
「あぁ、そこでムーラと出会って、倒そうとした。」
「倒そうとしたって・・まさか敵?新たな暗殺者?」
「そうらしい・・」
「だが・・・どうして」
まだこの現実が理解できなかった・・
「まぁ、こゆう時もあってもいいんじゃない?」
「え?」
「私もこの世界で時々あるんだよ、理解ができないとか」
「そうか・・」
「だからね、分からなかったらさぁ」
マリカは俺の方に向き笑顔でこっちを見た。
「理解ができない・・・それがこの世界」
「え?」
「この世界は何もかもが自分の理屈に合うとは限らない
だったらね、そうゆう世界なんだなって思ってればいいんだよ」
「理屈に合わない・・・世界」
「それって何だかワクワクしてこない?」
「分からないから知りたくなる、それがいいんだよ!」
俺はマリカが言ってることが少しだけわからなかった
だが、いつか分かると信じて俺は前を見た・・・
「そうだな・・・この先何があるかなんてわからないよな!!」
「そう!だからそれがこの世界の面白いとこ!!」
「何だか少しだけ気分がよくなったぜ!ありがとうマリカ」
「えへへ・・・良かった」
「そろそろそこにいると危ないぞ」
クウが俺らの方に近づいて行ってきた。
「あぁ」
「行こう!リュウ」
これからが俺のスタートかもしれないなぁ・・・
そう気づかされたのかも。
ちょいとこの回は書くの苦労したw




