第十二話 「旅の開始とまさかの事実」
・・・・ガルガン村・・・・
朝だ、昨日は旅のことで頭がいっぱいになり、よく眠れなかった。
マリカの事やリルカのことも気になっていたから、無理もない。
確か昨日スカリラが言ってた、一人呼んだっていったい誰を?
まぁ気になる所だがとにかく着替えてから・・・
「・・・・・」
タンスを開けると俺の服がない・・・いや、昨日までは確かにあったはずだ。
寝る前に寝巻に着替えて置いてその後服をタンスに置いたのだが。
ガチャ!扉が開いたから見てみるとユイナがいた。
「あの、すみません。タンスにあった服はボロボロだったんで・・・その」
「もしかしてだけど・・・捨てた?」
「・・・・大丈夫です。この服を用意しました!」
ユイナが用意した服は冒険者が使いそうな服だった。
てか・・俺の服・・。
「あ、ありがとう」
「捨てたのはすみませんでした・・」
ボロボロになった服はいつかは捨てる予定だったからいいけど。
唯一の俺の思い出がと思うと少々泣けてくる。
「まぁ服は用意してくれたんだしいいよ」
「ありがとうございます。では失礼します」
俺はユイナからもらった服を着て、旅の支度をした。
必要に応じてのアイテムとかもこの村で調達したいし・・・
と思ったけど。
「金がない・・」
店まで来たのはいいが、マリカが金を持ってて俺は一つも金は持ってなかった。
そもそもこの世界の金の通貨は何なんだ?あ!いや待てよ!マリカが前に金を、
見せてくれたよな。えーと・・・確か・・
「どうしたの?」
え?声かけられたので振り向くとクウがいた。
「あ、いやー、金なくてね」
「しょうがないなぁ・・まぁ少しだけだけどほら」
クウに小さな袋を貰った。中には金が入ってた。
「大事に使えよな」
「でも不思議だよなー、まさかこの世界で使えるなんて」
!!いきなりクウが俺の肩をつかんできた。
「な!何するんだよ!!」
「まさかとは思っていたけど、本当だとは・・」
「な、何がだよ」
とその瞬間クウに手を引っ張られて店の裏側に連れてこられた。
「状況を説明してくれ!!」
「単刀直入に聞こう、君はここの世界の人間ではないな」
「ちょ!ちょっと待て!!まさか」
「そうだ、俺もこの世界の人間ではない」
「そうか・・」
まさかクウが俺と同じようにこの世界に来た人なのか・・
「俺はこの世界に来た時に記憶を無くした」
「そうなのか!」
「え?クウは記憶があるのかよ」
「あぁ、この世界では違和感があるからな名前にはだから合わせた」
「まぁ安心したよ、俺以外にもいたから」
「名前は、川岸雲だ」
「改めてよろしくだぜ」
俺はクウと手を握り、本当の自己紹介をすませた。
・・・・ガルガン村の門・・・・・
「気をつけてくださいね。」
「あぁ」
「またどこかで会おう・・・楽しかったよ」
「スカリラ、またな」
俺とクウそして、シリカはマリカ達を探すために旅を再開する事にした。
「クウ良かったのか?俺たちについてきて」
「あぁ、問題はない君たちについていく方がこの世界から出れるかもしれないしな」
「クウ・・」
「では、姉ちゃんを探しに行きましょう!!」
待ってろよ、マリカ・リルカ必ず迎えに行くからな。
この旅が過酷なものであろうとも。
・・・・森の中・・・・
俺達は、ガルガン村を出て先にある森の中に行った。
しばらく歩いていたらすっかり夜になった。
「だいぶん歩いたような気がするけど・・」
「そうだね。一旦ここで野宿するか」
「はい、これ」
シリカから小さい紙袋をもらった。
「何これ?」
「広げてみてください。」
広げてみると、いきなり袋が膨れ上がってテントみたいな形になった。
「これは、万能型携帯グッズカミラです。野宿する時には便利です」
「ほー、さっそく入ってみるか」
「さぁ!入ってください」
テントの中に入ると以外にも中は広かった。
「ここならモンスターが来てもある程度は安全です」
「ある程度ねーあはは・・」
少しだけ不安が残るけど今はこれしかないからな。
贅沢なんて言えないな・・・これは。
長々と失礼しました。
やっと投稿できます!!今後は少しずつでも早く投稿できるように
します!!




