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第4歩目 はじめての鑑定!

10/9 改稿しました。

   改稿内容は会話の括弧を統一しただけで、話の内容じたいは変更ありません。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


前回、村娘より弱い事実が発覚した主人公の歩



.....俺、村娘より弱いの!?女神の付き人なのに!?


衝撃の事実が発覚!!


そんな失意の中、俺は今アテナとともに町を目指していた


「ハァ。。。」

「元気だしなよー。歩~。歩は歩くだけで強くなれるんだからさー」


テレテレテッテッテ~


確かにアテナの言う通り、俺のレベルは今も上がり続けている

【歩くだけでレベルアップ】というとんでもチートのおかげだ


「そうは言うけどさ.....」

「現にもう村娘より強くなってるじゃなーい ( ´∀` )」


(さすがに比較対象がおかしいだろ!村娘って!)


むしゃくしゃしたので、アテナの頬を引っ張ることにした


「ふえ~~~ん。痛いってば~!」

「悪いな。八つ当たりだ」

「ひどい!?」


アテナが言う通り、既に村娘よりかは強くなっている

衝撃の事実が発覚してからしばらくしてのことだ。.....でも、依然、村人Aよりかは弱い。なんだこれ?


(この世界の住人強すぎない?それとも俺が弱すぎ?)


「なぁ。なんで俺ってこんなに弱いの?」

「・・・」


頬を膨らませて、怒ってるんだからね!とアピールしているアテナ

どうやら無視を決め込むらしい。仕方ない.....


俺はアテナに手を伸ばした。ビクッと反応するアテナ


───ぽふっ。ぽんっぽんっ


「へ?」

「さっきのは悪かったって。謝るから教えてくれ」


アテナは頭をぽんぽんされたことにきょとんとしている

でも次第に顔が綻んでいき、にぱーと笑顔を向けてきた


(毎回思うがこの笑顔はすごく可愛らしいな。まぁこんなことを言うと、アテナは調子に乗りそうだから言わないけど.....)


とりあえずアテナのご機嫌は直ったようだ。まるで子供だな!


「えっとねー。歩は日本にいた時の状態で転移したからだねー」

「日本人弱すぎない!?」

「当たり前じゃないー。日本ほどぬくぬくしてる場所なんてないよー」


(いや、確かにアテナの言う通りだよな。戦争とか無縁の国だし)


「それにねー。歩は私の付き人だからってのもあるねー」

「どういうことだよ?」

「別に使命とかないからねー。強さとかいらないでしょー」

「いやいや!なにかあったら大変だろ!?」

「大丈夫ー大丈夫ー。この辺りの魔物なら、歩なら余裕だよー」


そう言って、アテナがまたにぱーと笑顔を向けてきた


(お、おう?そうなのか?自信たっぷりなお墨付きを貰ったぞ?でもアテナが言うことだしな~)


「それにー魔王とか本当にやばいのは勇者ちゃんとかがなんとかしてくれるよー」

「やっぱり魔王いるのかよ!しかも勇者ちゃん!?」


アテナが言うにはこういうことらしい


この世界はパルテールと言うらしい

そのパルテールに突如として魔王が降臨して悪さをしているらしい

見兼ねたアテナ達は俺より先に勇者ちゃんを送り込んだらしい

そしてアテナは有給休暇という名の視察も兼ねているらしい


「有給休暇ってどれぐらいだよ?」

「50年だねー」

「はぁ!?スケールデカすぎだろ!」

「だからのんびりいこー!」


アテナはそう言って、きゃっきゃっと楽しそうにしている

俺はそう言われて愕然となる


(ご、50年もこんな駄女神と一緒なのかよ.....)


ちなみにパルテールにいる限り、死にはするが歳は取らないらしい


俺は絶望に打ちひしがれながら町を目指した


□□□□


テレテレテッテッテ~


相変わらず歩いてるだけでレベルが勝手に上がっている

なにもしないでどんどん強くなれるというのも不思議な気分だ


そして、アテナとの旅もすこぶる順調だ

その道すがら様々なことを話した

女神ポイントやスキルのこと、ニケさんのことなど.....


女神ポイントは以前説明した通りだ

アテナにご奉仕と言う名の何かをしてあげれば貯まるらしい

スキルを取得する際に必要となるのが女神ポイントだ

付き人の特性上、俺はこれでしかスキルを取得できないらしい

その代わりに取得できるスキルに制限がないみたいだ


スキルにはレベルが存在するみたいだ。最高がLv.5

Lv.1~2がただ使えるだけの素人クラス

Lv.3~4がその道を極めた達人クラス

そしてLv.5は人外クラスとのこと


一般市民のほとんどが通常Lv.1クラスで、良くてLv.2

Lv.3は本当に達人クラスで、Lv.4~5なんて滅多にいないらしい


とりあえずアテナと色々相談した結果、【鑑定】スキルを貰うことにした


「鑑定Lv.1ってどんなもん?」

「危険かどうか分かるぐらいだねー」

「ふ~ん。鑑定!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『アテナ』 レベル:1 危険度:極小


女神ポイント:60


【一言】なに勝手に見てるのー!マナー違反だよー!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(本当だ。名前とレベルと危険度しか見えないな。てか、アテナにも危険度つくとかどうなんだ?)


「.....なぁ、【一言】ってなんだよ?」

「にへへー、おまけだよー!ねぇ嬉しい?嬉しいー?」

「はいはい、ありがとなー」


よく分からないおまけだが、いちお感謝しとこう


「もっと褒めてよー!あれ!さっきのぽんぽんやってー!」

「はいはい、分かった、分かった」


───ぽふっ。ぽんっぽんっ


「えへへー!」


(ちゃんとしてれば可愛い子なんだけどな~。胸大きいし)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『アテナ』 レベル:1 危険度:極小


女神ポイント:70(↑10)


【一言】これ気持ちいいー!もっとやってー!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


どうやら今ので女神ポイントが10増えたみたいだ



頭ぽんぽんで女神ポイント増えるとか女神ちょろいな!



次回、戦います

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― 新着の感想 ―
[一言] 女神ポコポコ殴るなよ、仮にも戦神なんだから主人公なんて簡単に殺せるよ?
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