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第47歩目 はじめてのお風呂!① ※修正済み


前回までのあらすじ


造形魔法の実験をしてみた。


□□□□ ~貞操観念の低い世界~ □□□□


造形魔法の実験を終えた俺は、早速アテナへのご褒美の準備を始めることにした。


「私はなにをすればいいのー?」

「何もしなくていいよ。むしろ邪魔だから大人しく待っとけ」

「じゃー準備してていいー?」

「邪魔しないならなんでもいいよ」


.....待て。準備ってなんだ?なにを準備するつもりだ?


俺がアテナのほうを振り向くと、


「ぶっ!」


鼻血出た。


この駄女神、すでにすっぽんぽんだった。


確かに必要な準備ではあるが、まだ気が早い。

まだご褒美すら出来上がっていないのだから。


しかも.....


「ほらほらー。お姉さん達もぬぎなよー。それじゃーお風呂はいれないよー( ´∀` )」

「お風呂って入ったことないんだよ。裸になるもんなんだね」

「私も経験ないよ。アテナちゃんはあるみたいだし、従ったほうがいいみたいだね」


お姉さん達もアテナに従って脱ぎ始めた。





(諸事情により文章をカットしました)





「歩~顔まっかー( ´∀` )」

「ちらちら見てんじゃないよ!見るなら男らしくしっかりと見な!」

「こんなおばさんの体で興奮するなんて、アユムもまだまだ若いね~」


み、見ていいのか.....。それに若いって、同じぐらいの年なんだけどな・・・





(諸事情により文章をカットしました)





こんなおいしい.....もとい異常な状況で冷静でいられるほど聖人じゃない。

俺は3人をちらちら伺いながら、作業に入ることにした。


「あれは完全に童貞だね」

「貴族のお嬢様に獲られる前に喰っちまうかい?」

「いいね!(笑)」


全然よくない!今夜俺は喰われるのか!?獰猛なお姉さん達に筆下ろしされちゃうのか!?



□□□□ ~雑な歩さん!~ □□□□


アテナへのご褒美の準備はすんなり終わった。

既に実験で造形魔法の性能を確認していたので、ほぼほぼ理想通りの結果だ。


まず荒野においては唯一となる、オアシスと呼ばれる水源地域がある。

そのまわりには自然がそれなりにあるので、そこで木材の回収をした。


作るのは浴槽。木風呂だ。

風呂は今後も入る予定なので、浴槽は何度も利用できるものがいい。


回収した木材を早速造形魔法で変化させる。

アテナとお姉さん’sの3人が同時に入る訳だが、浴槽の大きさは一般的な大きさでいいだろう。

この旅が終われば、俺とアテナで入る訳なんだし、無駄に大きくしても意味がない。

おおよそのイメージだが、足を伸ばせてゆったりできる大きさで作り上げた。


次に準備したのは浴室。土小屋だ。

お姉さん達もいることだし、さすがに露天はまずいだろう。

そこで簡易的な小屋を土魔法で作り上げることにした。


早速大地に手を添え、造形魔法で変化させる。

土小屋の形は中を空洞にした箱型でいいだろう。というか、それぐらいしかできない。

造形魔法は単純なものにしか変化させることができない。箱型なら箱型にするのが限界だ。

大きさは浴槽が入る大きさならなんでもいい。この土小屋は今回限りの利用だし。

そして出来上がった土小屋に、出入り口と通気口を剣で設ける。雑な作りだがまずまずだ。


こうして出来上がったのが簡易風呂場だ。

見映えも雰囲気も最悪だが、風呂は入れればそれだけでいい。メインはあくまで風呂なんだから!


さて、ようやく出来上がったか。

あとはアテナとお姉さん’sに、ゆったりと風呂に浸かってもらうとしますか。


俺はすっぽんぽんになっている痴女3人組の元へと向かうことにした。



□□□□ ~お風呂の入り方?~ □□□□


「なん、、、だと!?」


俺は今、非常に困っている。

困っている理由は、当然毎度毎度期待を裏切らないアテナが原因だ。


「私達はお風呂の入り方を知らないんだけど、どうしたらいいんだい?」

「アテナに聞いてください。アテナは風呂が大好きらしいので」

「わかったよ。アテナちゃん。お風呂の入り方教えてくれる?」


「はーい!お風呂はねー、みんなで入るんだよー!きもちいいんだからー!

 入り方はー、歩が抱っこして入れてくれるから問題ないよー( ´∀` )」


そうそう、俺が抱っこして入れてあげるから問題ない。


・・・。


.....は?今なんて言った?


「へ~。お風呂ってそうやって入るんだ。じゃあ、アユム頼んだよ?」

「さすが貴族様が好むお風呂。入るのも人任せなんだね。じゃあ、私もお願いね?アユム」


・・・。


.....待て待て待て!俺が抱っこして入れる!?

どういうことだよ!?アテナはなにを言ってるんだ!?


「抱っこして入れるってなんだよ!?」

「えー?だってー、ニケはいつもそうしてくれたよー(。´・ω・)?」

「いやいや。お前はいいが、なんでお姉さん達も?」

「だってー、それがお風呂の入り方なんでしょー?いつもそうだったしー(・ω・´*)」


マジか.....。

俺の予想の斜め上をきやがった。


正直な話、アテナは俺と一緒に入ると言い出すんじゃないかとは予想していた。


ニケさんに頼って生活していたアテナだ。

当然風呂もニケさんに頼っていたのだろう。

だから当然、俺がアテナの面倒を見ることになるだろうとは思っていた。


しかし今回はお姉さん達が一緒だ。

もしかしたら、アテナの面倒を任せられるかもと思っていた。


もしくは、最悪アテナがみんなで一緒に入ろうとわがままを言い出す。


このあたりまではなんとなく予想していた。予想していたのだが.....

全員入浴するという最悪な事態に、まさかの抱っこ入浴のオプション付き。


.....どんなご褒美プレイだよ!理性を保つ俺の身にもなってくれ!


「なにをグズグズしてるんだい。早くしておくれよ」

「これがお風呂の入り方なんでしょ?早くしてよ」

「私は最後でいーよー( ´∀` )」

「・・・」


6つの眼から注がれる期待の眼差し。

どうやら覚悟を決める必要があるようだ。


意を決した俺は裸になり、みんなを順番に抱っこして浴室に入ることにした。

最初は比較的胸の小さいお姉さんをお姫様抱っこする。


「.....あら?意外とたくましい体してるんだ。.....勇者様じゃなければ・・・」

「あ、ありがとうございます」


俺の体をペタペタと触ってくる。恥ずかしいが、その感触がちょっと気持ちいい。

比較的胸の小さいお姉さんはちょっとだらしないお肉がついていたが、とてもいい匂いがした。



次に抱っこしたのは比較的胸の大きいお姉さんだ。


「本当。思ったより筋肉あるわね。.....しかも固い」

「ちょ!?ど、どこ触ってるんですか!?やめてください!」


まるで楽しむかのようにとんでもないところを掴んできた。さすがにそこはやばい。

比較的胸の大きいお姉さんは目のやり場に困る箇所が多々あって焦ったが、少し汗っぽい匂いがした。



最後はアテナだ。


「にへへー(*´∀`*)」

「な、なんだよ?にやにやしやがって」

「歩に抱っこされると安心するー!あったかーい!」

「・・・」


いつものように八重歯を覗かせたかわいらしいにぱー☆を向けてきた。かわいい。

そんなアテナが一番安心できて、なぜか一番興奮した。



ちゃんとしてれば可愛い子なんだけどな~。胸大きいし



□□□□ ~洗い方だって決まりがある~ □□□□


アテナとお姉さん’sをお姫様抱っこで浴室に運び終わった。

お風呂のマナーとして、浴槽に浸かる前に体を洗うのは当たり前なことだ。


「歩~!歩~!体あらってー( ´∀` )」


さすがのアテナもそれは知っていたらしい。

まぁニケさんと一緒に入っているんだから、知っていて当然か。


「へ~。お風呂では体を拭くのではなく、洗ってもらうものなんだ。じゃあお願いね?」

「どこまでも人任せ。さすが貴族様の娯楽だね。私もお願いね?」

「・・・」


アテナが何も言っていないのに、アテナの様子を見てお姉さん達は勝手に納得してしまった。

まぁ遅かれ早かれこうなっていただろうから、別にいいんだけど。


さて、今回はアテナへのご褒美が主目的だ。

ひそかにアテナを喜ばすプレゼントを用意していた。


俺はアイテムボックスから一つの籠を取り出す。


「アテナ。これな~んだ?」

「んー?.....おおおおおおおおおおお Σ(・ω・*ノ)ノ」


アテナの目の色が変わった。

別に大したものではないが、まさかお目にかかれるとは思っていなかった、とでも言いたげな表情をしている。


俺が取り出したものは俗に言う、お風呂グッズだ。

石鹸に、シャンプー、入浴剤にあひる。締めて30万ルクア。

パレスの魔道具店で購入したものだ。


最初目にしたときは仰天した。

こんなものまであるのかよ!マジで文化革命偉大すぎ!

お姉さん達も初めてみるものに興味津々だ。


「歩~!歩~!さっそくあわあわにしてー( ´∀` )」


あわあわってなんだよ.....まぁいいか。


石鹸で泡をたて、早速体を洗ってあげることにした。


比較的胸の小さいお姉さんは、手に収まるぐらいの胸だがそれがなんともいやらしい。

胸を中心に丹念に洗い上げ、あわあわ人間にしてあげた。





(諸事情により文章をカットしました)





比較的胸の大きいお姉さんは、よく引き締まったお尻が胸以上に魅力的だ。

お尻を中心に丹念に洗い上げ、あわあわ人間第二号にしてあげた。





(諸事情により文章をカットしました)





アテナは全てが極上だ。見てもよし、触ってもよし。本当顔と体は女神級だ。

いつものように丹念に洗い上げ、あわあわ女神にしてあげた。


「あはははははー( ´∀` )歩~くすぐったいー!

 なんかいつもよりきれいきれいにしてくれてるねー!きもちーからもっと洗ってー!」


かわいい。本当癒されるなぁ。エロさよりも保護欲を掻き立てられるこの感じ。



全員を洗い終わり、俺の目の前にはあわあわ人間が3人いる。

あわあわではあるが、体の作りで誰が誰だかわかるのはなんとも皮肉な話だ。


そして俺も早速あわあわ人間の仲間入りをしようと洗い始めたら.....


「じゃー今度は私が歩をあらってあげるねー( ´∀` )」

「.....え?お前、洗い方知らないだろ?」


「誰もしらないなんて言ってないよー?

 お風呂は大好きだからー、いつもニケをあらってあげてるよー!」


・・・。


確かに知らないとは言ってなかった。

洗ってくれとしか.....他の事はいつも知らないと言うのに。


好きこそものの上手なれ、というやつだろうか?


いや、今はそんなことを考えるよりも断る方が先だ!

アテナに洗ってもらいたい気持ちはあるが、理性が崩壊しかねない。


「じ、自分で洗えるからいいよ」

「ダメーヽ(`Д´#)ノいつもそうしてるんだからー!」

「なにを照れてるんだい?これがお風呂の洗い方なんだろ?」

「こんな美女3人に洗ってもらえるんだ。光栄に思いなさい」


ちょ!?.....え!?なんで3人で洗うことになってんの!?


戸惑う俺をよそに痴女3人組は勝手に話し始めた。


「それでアテナちゃん。さっきのアユムみたいに洗えばいいのかい?」

「ぜんぜんちがうー。歩ははずかしがっただけだよー(・ω・´*)」


違うってなにが!?普通に布で体を洗っただけだぞ!?


「アユムはどうしようもないね~。洗うだけで恥ずかしがるなんて.....本当はどうすればいいの?」

「こうするのー!みててねー( ´∀` )」


アテナはそう言うと、どんどん近づいてきて.....





(諸事情により文章をカットしました)





「こうやってあらうんだよー!これは泡踊りって言うんだってー!

 こうするとー、歩の体温も感じられてきもちいいんだー( ´∀` )」


「へ、へ~。これはさすがにちょっと恥ずかしいね」

「お、男の体にこんなに触れたのは久しぶりだよ」


───ぴとっ

───すりすり


───ぴとっ

───すりすり


───ぴとっ

───すりすり


アテナに後押しされるように、お姉さん’sも体を密着させて俺の体を洗い始めた。

恐ろしく恥ずかしいが、凄まじく気持ちいい。


.....理、性が、吹っ飛び、そうだ・・・


・・・。


.....ハッ!!!

いかんいかん。理性を保て!他の事を考えろ!


.....そもそもなにかがおかしい。

ニケさんがついていながら、こんなハレンチな洗い方をアテナに教えるはずがない!


「こ、この洗い方は誰に教えてもらった?」

「んー?エロースからだけどー?」

「エロースって誰だよ!?」

「アフロディーテお姉ちゃんの付き神ー( ´∀` )」


アフロディーテは聞いたことがある。確か愛と美の神様だったか?

そんな素敵そうな女神様の付き神がなんでこんなことを知ってんだよ!?


「エロースは物知りなんだよー!例えばねー、こんなのとかも教えてもらったよー(o゜ω゜o)」


アテナはそう言うと、俺の腕を取りそのまま自分の股で.....


───ピー!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

恐れ入りますが、しばらくそのままでお待ちください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・・・。


はぁはぁ.....や、やばかった。理性が本当に吹っ飛びそうだった。


「どうだったー?きもちよかったー?これがー、たわしあら.....」

「わ、わかった!もういい!なんにも言うな!」


エロースとか言う神は単なるエロ神じゃねえか!

アテナにロクでもないこと教えてやがる!


はぁ.....この分だと、愛と美の女神アフロディーテ様もまともな神様じゃないんだろうな・・・。


「ちなみにー私が教えてあげたからー、ニケもこのあらいかたをできるよー( ´∀` )」

「マジで!?」

「まじー( ´∀` )」


でかした!アテナ!

ニケさんと一緒にお風呂入るのが楽しみになってきた!



次回、はじめてのお風呂!②


長くなったので、①と②で分けました。

この話の2時間後に②を掲載します。


今日のひとこまは②に掲載します。


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