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第10歩目 はじめての確認!

10/9 改稿しました。

   改稿内容は会話の括弧を統一しただけで、話の内容じたいは変更ありません。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


前回までのあらすじ


おばちゃんの大きなお世話でダブルの部屋に・・・




おばちゃんがニマニマしていたのはこれか!なに勘違いしちゃってんの!?


結局、ダブルの部屋からツインの部屋に変えてもらった


宿屋のおばちゃんは、


「シャイな彼氏さんね~」


などと、相変わらずニマニマした顔で言ってきたが、


「彼氏じゃありませんので!」


と、断固否定しといた


信じてはもらえなかったが.....

男女二人組って珍しいのだろうか?


一方アテナは、


「えー?私は歩と一緒のベッドでも気にしないよー?」


などと、なんでもないことのように言ってきたが、


「俺が気にするわ!」


と、断固拒否した


というか、なんで俺がこんなにも焦ってるんだよ.....

普通アテナが気にするのでは?恥じらいの心とかないのか?


.....そう言えば、アテナのお尻を鷲掴んだ時もこれと言って恥ずかしがっていなかった

そして今回のベッド騒動での一件.....


どうやらうちの駄女神はバカなだけでなく羞恥心もないらしい


そんなどうしようもない駄女神と俺は今、部屋の中で寛いでいる

いや、正確にはアテナを甘やかしている


部屋の中に入った俺は疲れたのでベッドに腰掛けた

そこにアテナがやってきて、さも当然だと言わんばかりに、ちょこんと俺の膝の上に座ったのだ


「.....お前、なにしてんの?」

「えー?いいでしょー?これすごくいいんだよねー!」


そう言って、俺を見上げながらにぱー☆とはにかんだ


そのにぱー☆があまりにも可愛かったので、膝の上に座ることをつい許してしまった

きっと今後も当たり前のように座ってくるんだろう


.....これ、ご褒美だな!ありがとうございます!


アテナはバカだけど、顔と体だけは女神級だ

そんな至高の体である、むちっとしたアテナのお尻の感触をタダで楽しめるなんて童貞にはご褒美すぎる!



その後もこころゆくまでアテナのやわ尻で疲れを癒してもらった


「アテナ。俺な?気付いたことがある」


アテナの頭をなでながら、もう片方の腕でぎゅっと抱きしめる


さて、膝上抱っこというものは非常に不思議なものだ

こんなバカな駄女神ですら頭をなでてあげたくなる


頭がちょうどいい位置にあるのが原因だろう。うん、きっとそう

決してこの駄女神をちょっと気に入ったとかはないはずだ


「なになにー?気になるー!教えてー!」


俺が心の中で葛藤している一方、アテナは嬉しそうにしていた


リラックスして、体全体を俺に預け、足をぷらぷらとしていた

そして見上げる顔はいつものにぱー☆。やばい、可愛い


アテナから全幅の信頼を感じる


うん、やっぱりそうだ。思った通りだ

だから伝えたいこの気持ちを。俺はアテナを....


「俺さ.....どうやら子供が好きみたいだ。アテナ可愛いよアテナ」

「誰が子供よーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」


あ、さすがにバカでもそれはわかるんですね(笑)


どうやら俺はアテナを、子供のように思っているらしい

と言っても、俺は一度も子供なんて持ったことないんですがね

と言うか、子供うんぬん言う前に、そもそも童貞なんですがね


アテナの叫びが部屋に反響する中、俺はアテナを可愛がり続けた


□□□□


アテナをひとしきり可愛がって癒された俺は、夕飯前に確認しときたいことがあった


「アテナ、女神ポイント結構貯まったよな?今だとどんなスキルを覚えられるんだ?」


確認したいと思っていたのは取得できるスキルなどだ


俺は歩くだけでレベルは上がるが、スキルなんかは全く覚えない

これは付き人の特性らしく、スキルを覚える為にはアテナに奉仕をして、女神ポイントから取得するしかない


今のままだとレベルを上げて物理で殴る状態だ。面白くないだろ!

せっかく異世界に来たんだから魔法とか使ってみたい!


だからある程度落ち着いたら確認しようと思っていた


「んー?確認してみるねー!」


アテナは懐からスマホを取り出して調べ始めた



ちなみに今の女神ポイントはこんな感じだ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『アテナ』 レベル:1 危険度:極小


女神ポイント:450


【一言】歩~!ぽんぽんしてー!ぽんぽんしてー!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


言葉にすればいいのに、と心の中でツッコミながら


───ぽふっ。ぽんぽん


なでなでからぽんぽんに切り替えた


あっ。今ので女神ポイントが20も増えた


女神ポイント:470【↑20】


これの因果律も謎のままだ。増え方に規則性はないみたいだし

まぁ、とりあえず今はいいか


「にへへー!ありがと、歩!今はこんな感じだよー!」


差し出されたスマホにはこんな感じで表示されていた


【女神レベル1で習得できる戦闘用スキル】


剣術Lv.1(消費50) 体術Lv.1(消費50)

槍術Lv.1(消費50) 弓術Lv.1(消費50)

棒術Lv.1(消費50) 斧術Lv.1(消費50)


定番のスキルがズラーと並んでいた

消費が50というのは多いのか少ないのかイマイチよく分からん


「やっぱり定番の剣術あたりがいいよな~」

「そうなんだー。確かに勇者ちゃんも剣術を取ってたねー」


まぁ剣と魔法のファンタジー世界に来てるのに、剣術を取らないってのはさすがにないだろ


とりあえず、候補は剣術。あと保険で体術かな

剣術はあったら色々と便利そうだし、単純に憧れから取りたい

体術は剣が何かしらの事情で使えなかったの時のための保険だな


多分取る。というか剣術は絶対取る。だけど.....


「全部見てから考えるか。他のは?」

「あれ?スキル取らないのー?ポイントは余裕あるでしょー?」


確かにその通りなんだが.....俺は貧乏性なんだ

余裕があると分かっていても二の足を踏んでしまう


しかもこういうのは最後の方にいいスキルがあるのはお約束だ!


「それは貧乏性というより優柔不断でしょー( ´∀` )」


アテナがバカにしたようにケラケラと笑っていた


なんでこのバカはこの後の展開をいつも考えないのだろうか?

頭の中がカラッポで夢でも詰め込んでいるのだろうか?


「優柔不断で悪かったな!せめて慎重な性格だと言え!」

「ふえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!」


俺が両手でほっぺをつねり伸ばすと、駄女神は喘いだ


まぁバカはほっといて他を確認しよう

俺はスマホをタップして次の項目を見た


【女神レベル1で習得できる補助用スキル】


索敵Lv.1(消費30) 感知Lv.1(消費30)

隠密Lv.1(消費50) 偽造Lv.1(消費50)

捜索Lv.1(消費80) 吸収Lv.1(消費80)

物理耐性Lv.1(消費100) 魔法耐性Lv.1(消費100)

状態異常耐性Lv.1(消費200)


索敵・・・敵を探す力。Lvが上がるごとに敵を選べる

感知・・・敵意を探す力。Lvが上がるごとに対象を選べる

隠密・・・気配を消す力。Lvが上がるごとに気付かれにくくなる

偽造・・・能力を偽造する力。Lvが上がるごとに見破られにくくなる

捜索・・・物を探す力。Lvが上がるごとに範囲が拡がる

吸収・・・体力や魔力を吸収・譲渡できる力。Lvが上がるごとに吸収できる対象が増える


う~ん。悩むな~


どれも欲しいと言えば欲しい

ただ、今すぐ必要か?と問われれば必要ではない気がする

あったら便利だよね!ぐらいの感覚だ


それでも状態異常耐性はなるだけ早く欲しい

俺は不老となっているが不死ではない

だから死の危険性がある状態異常は非常に怖い


「あれ?鑑定のLv2ってないの?」

「それは私のレベルが2にならないと取れないねー!」


ふぁ!?

確かに女神レベル1で取れるスキルって記載されてるな.....


「どうやったらアテナのレベルが上がるんだ?」

「もちろん女神ポイント使うよー!私は女神だから経験値とか入らないんだー!ちなみに私のレベルが上がると色々便利だから優先してあげたほうがいいよー!」


なるほど

アテナのレベルが一向に上がらなかった訳が分かった

ただレベル上げるのにもポイント使うのか.....めんどくさ!

アテナのレベルはポイント次第だな


とりあえず先を見ていこう


【女神レベル1で習得できる魔法】


初級火魔法Lv.1(消費200) 初級水魔法Lv.1(消費200)

初級風魔法Lv.1(消費200) 初級土魔法Lv.1(消費200)

初級光魔法Lv.1(消費300) 初級闇魔法Lv.1(消費300)

治癒魔法Lv.1 (消費200) 浄化魔法Lv.1 (消費100)


魔法の消費ポイント高くね!?

獲得すると、持っているポイントの大半が吹き飛ぶ

いや、それだけこの世界でも魔法は珍しいってことか


とりあえず気になるのは2点だ


まず気になったのが、


「浄化魔法のLvってなんだ?」

「Lv.1なら自分の体や着ている服を綺麗にできるぐらいだねー。Lv.2で人の体や服を綺麗にできるよー。Lv.3で一戸建てクラスを、Lv.4でお城クラスを掃除できるよー」


ふ~ん。結構便利だな

Lv.3ぐらいまでは欲しいかも。最低でもLv.2は欲しい

あれ?そういえばLv.5は?


ちなみにスキルLvはこんな感じになる

Lv.1~2はただ使えるだけの素人クラス

Lv.3~4はその道を極めた達人クラス

Lv.5は人外クラス


「Lv.5になると、どうなるんだ?」

「国がお掃除できるねー!」

「国の掃除ってなに!?」


こわっ!Lv.5怖すぎる!さすが人外クラスだ

き、聞かなかったことにしよう.....


次に気になったのが、


「初級魔法ってLv上げる必要あるのか?女神レベルがあるなら、中級魔法とか別にあるんだろ?わざわざ弱い魔法のLvを上げる意味ないと思うんだが.....」


「強さ的にはLv.4で中級と同等になるねー!もちろん中級Lv.1よりも消費ポイントは多くなるよー!違うのは詠唱の長さくらいかなー?」


あ~、なるほど

初級よりも中級の方が詠唱は長くなるのは当然か

でもこれって、お約束の無詠唱とかあったりするんじゃないか?

魔法のレベルを上げるのは少し様子を見たほうがよさそうだ


とりあえず魔法はポイントに余裕ができたらだな


スマホを見ると、次が最後の項目みたいだ


【女神レベル1で習得できるEXスキル】


女神Lv.2(消費200)


女神Lv.2・・・Lv.2スキルの獲得解放。女神ポイント獲得時10%UP


「女神Lv.2の消費高えよ!」

「えー!いいじゃーん!上げてよー!私も強くなるよー?」

「え?マジ?てか、今のアテナのステータスってどんな感じ?」

「オール10「よっわ!」ぐらいだねー!あー!ひどいー!」

「レベルを上げると、どれぐらいになるんだ?」

「オール30「弱すぎるだろ!」ぐらいだねー!ひどいー!」


割に合わなすぎだろ!アテナ、全然強くなってないし!

でもレベルを上げないと鑑定Lv.2は手に入らないんだよな.....

ちっ。上手くできてやがる


アテナはバカにされて怒ってしまったのか、ぷぅと頬を膨らませている

その様子がちょっと可愛かったので悪戯をしてみた


アテナのぷぅと膨らんだ頬をつつく

アテナがぷしゅ~と頬から息を漏らす


アテナがまた、ぷぅと頬を膨らます。だからつつく

アテナがまた、頬からぷしゅ~と息を漏らす


───ツンッ

───ぷしゅ~


───ツンッ

───ぷしゅ~


何度も繰り返す内に、アテナはきゃっきゃっと楽しそうにしていた

まるで子供みたいでちょっと可愛い


(ちゃんとしてれば可愛いんだよな。胸大きいし)


ちなみに今ので女神ポイントが30増えた


女神ポイント:500【↑30】


うん、ぽんぽんより高いとか意味が分からん


□□□□


獲得スキルだが、色々考えた末、最終的にはこうなった


女神Lv.2(消費200) 剣術Lv.1(消費50)

鑑定Lv.2(消費100) 体術Lv.1(消費50)

浄化魔法Lv.1(消費100)



女神Lv.2はアテナがうるさかったのと、鑑定Lv.2が欲しかったので獲得した


剣術と体術は習い始めたたばかりぐらいの強さになった


鑑定Lv.2は相手の状態を見ることができるようになった



とりあえずはこんなところかな。さて、夕食に行くか!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『アテナ』 レベル:2 危険度:極小


種族:女神

年齢:ーーー

性別:♀


女神ポイント:0


【一言】いつから年齢見れると思ったー?残念でしたー( ´∀` )

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アユムの所持金:0ルクア

冒険者のランク:E(クリア回数:2回)


このお話の歩数:約150歩

ここまでの歩数:約10030歩

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『アユム・マイニチ』 レベル:141【↑1】


種族:人間

年齢:26

性別:♂


職業:凡人

称号:女神の付き人


体力:155(+141)【↑1】

魔力:141(+141)【↑1】

筋力:146(+141)【↑1】

耐久:146(+141)【↑1】

敏捷:205(+141)【↑1】


技能:言語理解/ステータス/鑑定Lv.2/浄化魔法Lv.1

   剣術Lv.1/体術Lv.1


固有:ウォーキングLv.141 22/142

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



次回、アテナに奉仕します

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