直感
来てくれてありがとうございます!
俺、川崎 勇はけたたましく鳴る目覚ましの音で飛び起きた。
「・・・え、今8時・・・!?」
これは完璧に遅刻だ・・・。
・・・まぁいいや、考えるんじゃなくて手をうごかさないと!
俺は光の速さで朝飯を食べ、すぐに学校へ向かった。
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・・・めんどくさい。勉強が嫌いな理由はただこれだけ。そもそも数学にしたって社会のなかで累乗とか使う機会ないだろうが!
「きりーつ」
妙に間延びした日直の声が教室に響く。
「れーいっ・・・あぁぁぁ!」
いきなり教室内に女子特有の悲鳴が響いた。
えっ・・・。教師が日直を食べてる??・・・。
いやいや、ドッキリだろどうせ・・・。
まてまて、出血量が半端無くないか?
そんな会話をするものたち、泣き出すものたち、胃の中身をぶちまけるものたちで教室は阿鼻叫喚の地獄と化した。
「ねぇ!見てないで助け、ごぼぉ・・・」
のどが引きちぎられている・・・。これは・・・。
「先生!やめて!ドッキリなんでしょ!」
そういった女子生徒に向けた教師の眼は白濁していて白内障のようになっていた。
これは・・・そうだ、全部一致する!ゾンビの特徴に!そう思った瞬間俺は駆け出していた。
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