表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黄昏の愛し子  作者: 蛍火花
第一章
87/90

魔封じの解除 

「魔法を練習する部屋、ですか」


 さっきカルヴァンを部屋に連れてきてしまったメイドに案内を頼む。

 何故か戸惑ったようにしきりにロルフを見ているんだけど、行くったら行くんです。

 さっきいきなりやってきた神官のせいで胸が悪いのだ。ものすごく。

 お母様には今じゃなくてリィーンバークの屋敷に帰ってからって言われたけど、ごめんなさい。我慢できないのでちょっとだけ。

 好きなことに没頭してこのムカムカする気持ちを発散させてください。


 ちなみに先程のカルヴァンの配偶者云々に関してシロガネは、何に二人が腹を立てているのかちんぷんかんぷんだったそうな。

 幾多いる異性の中から優秀な者を選ぶのは種を残す為にも当然の考えなのであろう? ですって。

 それは野生動物の考えだし、私が何が嫌だって相手を紹介してくれと頼んでもいないのにわざわざそれを押し付けようとしてくる考えそのものだってことを、光の精獣様はわかってない。

 そーですねー。じゃあシロガネも一番褒め上手な言葉を並べる神官と契約し直せばいいんじゃないですかね。あっちは手ぐすね引いて待ってますよ。


 ──悪かったぁ! 我が無神経であった!! 無理矢理相手を見繕われるのは余計なお世話であったよな?! もう言わんからぁ!


 わかればいいんですよわかれば。

 聞かされた話のせいで気分が悪いわぁ、これはもう気分転換しなきゃだめだわぁと小声で言いながらわしゃわしゃシロガネをモフっていたら、どうぞどうぞと尻尾を振られたので、もちろんそうした。

 ため息をついていたロルフも来て、シャノンはちょっぴりワクワクしているみたい。


 案内された部屋はリィーンバークの屋敷にある部屋よりも小さかったけれど、魔法をドンパチやるわけじゃないから問題はない。

 室内も以前感じたように暖かく、あまり使われてはいないと話していたけれど、室温保存の魔法陣は同じように刻まれているらしい。

 一緒に運んでくれるように頼んだ机に魔法陣を書き散らした紙を置く。

 椅子に腰掛けると、さっきまで残っていた不愉快な思いとかイライラがすぅっと奥へ追いやられる。目の前の魔法陣で心が満たされたところで、お母様が見せてくれた魔法陣の解除を思い出す。


 逆、逆の発想……。

 そもそも魔法陣を一から構築して、それを反対にするのって、人によって違うよねぇ? どこから解いていけばいいんだろう。


 魔法陣の根幹は大元の円陣だとして、細部を削るとなると、内部の術式しかない。

 そもそも陣を組みながら魔力を注ぐんだから、注ぐ元の陣がなくなっていたら行き場をなくした魔力が暴発してしまう。

 ……魔力。注ぐ。戻す。……吸い込む?

 ピン、と何かが頭の中で繋がった。

 注ぐ魔力を反対に吸い取ってみたらどうだろう? お母様も注いだ分の魔力は使わなかったことになるって言っていたし。

 吸い込むなら……掃除機かな?


 ぱっと思いついたまま、吸込口から細かな塵を吸うように魔法陣から細部の術式を吸い出してみる。

 細部を最初に、根幹を成す元の部分には手を触れずに慎重に注意深く取り除こうとすると、刺繍された図案の端から糸が解れて抜けていくように、スルスルと魔法陣から魔力が抜けていくのがわかった。

 細く緩く解ける魔力がふわふわと戻ってくるのが感じられて心地良い。じんわりカイロでも当てているような感覚だ。

 そうか、ここを解けばいいんだ、わかった!

 いぇーい、できたできた! 大成功!!


 ──だから言ったであろう。ぱぱぱっとやるのだと。


 シロガネにしてみたらこれがぱぱぱっ、らしい。

 我のおかげでできたであろう、とか胸張ってるけど、君のはヒントにもなってなかったからね?

 でももういい。できたんだから、もう一回やってみよう。


「何をなさっているんです?」

「魔法陣の解除の練習です」

「解除……?」


 ピンと来ない顔のロルフだけど、もう王立魔法院で習っているのでは?

 そもそもお母様だって魔道具にではなく魔法に作用させていたわけだし。


 手当り次第に薫り消しの魔道具を作っては魔法陣を解除、作っては解除すると同じ作業を繰り返す。

 それにしても吸い込む、ですぐに浮かぶのがまた掃除機だなんて、私の発想結構偏っているのかも……。

 今ではすっかり見慣れた、ふよふよ浮かぶ精霊たちの球体を見上げながら、傍から見れば何をしているのかさっぱりであろう地道な練習を繰り返した私は、その後完璧にコツを掴んだのだった。

 ──そして、気が付いてしまった。


 しまった。これって魔道具でできただけじゃまだ不完全だ。発動前の魔法を直前で解除できてこそ初めて魔力の温存に繋がるわけだし。

 ええい、ここまで来たらやってやろうじゃないか。コツは掴んだ。あとは本命までもうちょっとだ。

 深呼吸を一つして、慎重に炎の魔法陣を描き出す。勿論初級。描き終わる直前で流す魔力を反対に吸い込もうと切り替えた瞬間──一瞬で陣が飛散した。


 あっぶな!


 バン! と弾けた火の粉に内心冷や汗を流す。初手でイケるとかどこかにあった甘い考えが吹き飛んだ。

 魔物と対峙した時の、ロルフの鮮やかな炎の魔法を思い出して真似してみたけれど、まだ描き方が甘かったらしい。


「ロゼスタ様!」

「大丈夫です。もうちょっとだけ。今いいところなの」


 その場で水の魔法に切り替える。少しでも危なくないよう水球にしてみよう。

 さっきと同様、描き切る前に切り替えて陣に注いだ魔力を吸い出す──途中でそれまで比較的スムーズにほどけていた魔力がつん、と引っかかった。破裂。要所要所で吸い取る早さと強さに緩急つけないといけないらしい。

 もう一度。

 慎重に、でも手早く魔法陣を描いて、崩す。根幹には手を触れず、端から順にゆっくり……今度は遅すぎたようで幾らも解除しない内に瓦解した。また破裂。

 魔道具と違って固定されていないからすごくやりづらい。吸い取っていく度に陣の魔力が薄く見にくくなっていくから最後の方は手探りで──また破裂。ああもう!


 同じ魔法だと飽きぬか? と声をかけてくれたシロガネが、初歩だと言って光の玉を飛ばしてきた。


 ──そなたなら我の陣を見ることもできるのであろう? 


 これも修行だ、と精獣様の気まぐれで放たれた魔法は辺りを照らす魔法だったらしい。

 確かに魔法陣は見えた。解除はできなかった。


「早すぎるんだけど!」

 ──目が慣れればどうということもあるまい。

「その前に眩しい!」


 ギャアギャアじゃれていたらいつの間にか抜けていたシャノンが温かい飲み物を運んできてくれた。


「お疲れでしょうから、少し休憩なさっては?」

「ありがとう」

「休憩の前にそろそろ戻りませんか」

「戻りません」

 

 あとちょっとなんだよ。わかるでしょ?




 ◇ ◇


 三日ぶりに顔を合わせるお母様が薫り消しの魔法陣をじっと眺めている。


「魔法陣の解除ができるようになったとは聞いたけれど、本当に出来上がった魔道具の陣にも効果があるの?」

「はい!」


 あの後もたっくさん練習したからね。何せ、他にすることがない。

 おまけに連日神殿からの使者だと人が入れ代わり立ち代わりやってくるものだから、必然的に部屋に閉じこもりっきりである。顔を合わせない言い訳に精獣様との対話を重ねているから、と全て追い払ってもらった。

 もちろん魔法陣の解除をひたすら練習していた。成果は上々。慌てたりしなければ、シロガネの出してくれた大体の魔法陣は解除できるようになった。


 いつもの私だったら、事前の相談もなくそのままアリシアに突撃してしまったりしたかもしれないが、何せ対象が接したことのない魔封じでなおかつ人の首に嵌められている物だから思い止まった。

 何かあったら危ないし、これは判断を仰いだ方がいいだろうと考えて、シャノンたちにも魔封じが外せるかもしれないとはまだ伝えていない。もしできなかった時に落胆させちゃうからね……。


 私だって学習するんです。ちゃんといい子に待っていましたよ!

 それも含めて諸々の話がしたかったのに、肝心のお母様がもう……。


 てっきりお母様が戻ってくるのはあの日の夕方、遅くても夜だと思っていたんだけど。

 なんとお母様、フルで四日間帰ってきませんでした。本人は自分の担当の最終日の朝には間に合うように帰ってきたと申告してるけど、私的には完全にアウトである。

 いちいち屋敷とを往復するよりも効率が良かったからとか言ってるけど、後ろでげっそりしているラドクリフさんの表情を見ても、そんなことをしたのは今回が初らしい。空からだからそんなに大変じゃなかったとニコニコしてるけど、それいつもだよね? なんで今年に限ってやるんですか。

 通常なら隊員たちが魔物がある程度魔物が出ると思われる地点に向かっている間に、お母様は砦周辺に陣を構えて臨時に備えての待機だそう。間違っても指揮令官は前線に行かない。


 しかも、妊婦さんだよね? 大体の魔物は討伐してきたっていい笑顔だけど、私の分は? 別に喜んで戦いの場に行くわけじゃないし、危険は少しでも少ない方がいいけど、それにしたってちょっとやりすぎだと思うのは私だけだろうか。

 ほとんどの魔物がいないってことは、それだけ魔石もないってことなんですよね?

 あ、それは持ち帰ってくれたんですか、ありがとうございます……。


 ──とかなんとか言っていたらひんやりとした微笑みが返ってきた。


「そういえば私、魔法陣の解除の練習は後でと伝えたような気がするのだけど? 気のせいかしら」

「それはシロガネが前線に出ている間の練習のことですよね。私の出番はまだですからその時まで練習はしていてもいいという言葉は守っています! 私こそまさかお母様が野宿までして、討伐に夢中になっていらっしゃるとは思いもしませんでしたよ。お父様がこのことを知ったらなんと言うでしょう?」


 おほほ、ふふふと互いに微笑み合う。


「……ちょっと貴女が心配だったから、つい、ね。心配かけたなら、ごめんなさいね?」

「私もむしゃくしゃしてつい夢中になってしまいました。神殿から変なことばかりを言う人が連日来て……。少しの気分転換でしたので、魔力には問題ありませんよ?」

「なら良かったわ。討伐時には色々と不測の事態が起こるものよね。まぁ、よくあることだけど」

「本当ですね。……今回限り、ですよね?」


 ここ数日であったことを不測の事態、と一言で括って締めたお母様には念を押しておく。目が少し泳いでいたけど、大丈夫だと思いたい。


 内緒にしてねと声なき声が聞こえたけど、早々にバレると思います。

 私のジト目からお母様は「コホン!」と咳払いをして目を逸らした。


「話は戻すけれど、魔道具の魔法陣の解除なんて考えたことがなかったわ。それに一旦解除してしまったらもう元には戻らないのよね?」

「そうですね。魔法陣自体を解除してしまうので、恐らく」

「なんと勿体ない……」


 ラドクリフさんが額を押さえて呻きながら首を振る。


「でもそれってすごいことよ!」


 手放しでお母様が褒めてくれる。ぎゅっと抱きしめられていつものお母様の薫りを胸いっぱいに吸い込む。

 これこれ、これですよ私が欲しかったのは!

 頑張った甲斐があった。頑張って良かった!

 しばらくキャッキャウフフしていた私達だったが、ごほんごほんというラドクリフさんの咳払いで一旦お開きになった。


「それで、魔道具の魔法陣の解除? でしたか、それは他の者が作った魔道具でも同様に解除できるんでしょうか?」

「私が確認したかったのもそのことなんです」


 私が結局できたのは、自分の魔力で作った魔道具の魔法陣の解除だ。当然魔力は私の物だから私に戻る。

 練習で解いたシロガネの魔法陣の時も魔力はシロガネに戻っていたし。

 では、魔力の持ち主がその場にいなかったり、この世を去っていたような場合は?

 予想しているのは、解かれた魔力が空中の魔素に溶けていくくらいだ。他には想像がつかない。


「本当にすごいわ、魔道具の魔法陣を解くなんて、私も考えたこともなかったから」


 ただ自分の魔法陣を解くのとは訳が違う、とお母様の表情が少し曇る。


「すごいとは思うのだけれど……作りかけの魔法陣を解くよりももっと繊細な作業だと思うわ。他人の陣を解くんだもの、どう刻まれているかもわからない物を解こうなんて……危険ではないの? 貴重な物だとか言う前にそちらが心配よ」

「……ええと、はい、それもあって、練習がしたかったのです」


 まさか、魔法陣が見えるから大丈夫だとは言えない。というか、確かに自分の魔道具ではできるようになったけど、他の人の魔道具の陣は解除していないから、まだできるとは言い切れないよね。……シロガネの魔法の解除ができても、他でできるとは限らないし。

 ……できるとは限らないんだけど、そう考えるとこれって他の人の魔法の解除もできるってことになったりする?

 まぁ、他の人の魔法陣を解除しなきゃいけない場面なんてないだろうから、できても関係ないか。


「練習ねえ……」


 お母様とラドクリフさんが視線を交わしあう。


「見てみるだけなら、こちらにもご用意できますよ」

「え?」

「といっても、破損している状態なので、ご参考になるかどうか……」


 お母様に確認をしたラドクリフさんが持ってきてもらったのは──アリシアの首に嵌っていたのと同じような首輪の数々。

 目を凝らすとぼぅ、と浮かび上がる禍々しい魔法陣が幾つも目に入った。


「ここで手に入る魔道具と言えばこれでして……。砦周辺の警備中に違法な奴隷商人たちと遭遇すると大抵これを嵌められている者がいるのです。その場合は商人たちが主の指定になっているのでその者に解除させれば良いのですがね」

「破損しているし解除の練習にはならないでしょうけど。参考にはなるかしら?」


 おおう……壊れても惜しくない魔道具がこんなにあるなんて、嬉しいけどこれがこんなにあるってことは……喜んでいいのか複雑だ。


「それにしても、魔法陣の解除など、本当にできるものなんですね」

「今までクローディア様が何を仰っているのかさっぱりでしたが、ロゼスタ様ができているということは、そういうことなんでしょうね」

「失礼ね。自分の魔力なんだから自分で制御できなければおかしいじゃない」


 ツン、とお母様が横を向いた。


 え、待って待って。魔法陣の解除って、魔法院で習うことじゃないの? 皆できているんじゃないの?

 ……言われてみれば、お母様の他に誰からも魔法陣の解除という言葉を聞いていない、かも。


「私は、クローディア様の他にされているという方は存じません」

「残念ながら私も……まぁ、もしかしたら口外されずにされている方がいるやもしれませんが」


 ラドクリフさんたちにも、言外に私達母娘しかいないと言われてしまった。

 

 ──自分の使える技は増やせるだけ増やしておくのが良かろう。何があるかわからぬのだからな。

 そうだよね。それに、魔力の温存にも繋がるんだし、何よりお母様には褒められたからいいもん!


「できないよりできた方が良いですよね!」

「そうよね、できないのなら、できるまで頑張れば良いのよ」

「……そういえばお母様、今日の討伐には参加されなくて良いのですか?」

「それがねぇ……」


 苦笑しながらお母様とラドクリフさんが顔を見合わせた。

 今回の魔物討伐は、そもそもがライゼン砦とハザニー砦との合同の討伐隊が組まれていた。そこに私というイレギュラーが組み込まれたせいではっちゃけてしまったお母様、本来ならばライゼン砦側の指揮官という立場だけの筈が、ライゼン砦側のみならず、ハザニー砦側の持ち回りの魔物討伐もしてしまったということで相手側がひどく慌ててしまったらしい。


「だから後半の日程はどうかお任せ下さいだなんて、頭を下げられてしまったのよ」


 悪いことしちゃったわ、なんてちっとも悪いことをしたと思っていない顔で肩を竦めたお母様。


「えっと……それだと私の出番は……?」

「シロガネだけ見回り程度に向かってくれるだけで大丈夫よ。向こうも何も文句はないでしょう」


 そのシロガネも後半全ての日程でなくて良い、と言われ、あんなにしていた覚悟をどこに持っていけば良いのかわからなくなる。


「それも私が向かった先にたまたま都合よく魔物がいて、タイミング良くどんどん数を倒せたからよ。こちらがこれだけ前半頑張ったのだもの、後は神官たちとハザニー砦側の人員にシロガネが少し顔を出してくれれば十分よね」


 ──とんだ過保護だな。


 呆れたように呟かれたシロガネの言葉は私以外の人には聞こえないはずだけど、お母様が困ったように笑った。


「あれこれ言う者はいるでしょうけどね、それでもまだまだ幼い貴女を前線に出すのが当たり前だとは思っていないのよ。……それに、魔法陣の解除の練習時間が取れることになったけれど、私のしたことは余計なことだったかしら?」


 はっ! そうか、それもそうだ!


「いいえいいえ! お母様ありがとうございます!」

「連日神殿から人が来ていたんでしょう? 討伐に来たのだから、今度は神官たちが腕の見せ所よね」

「その通りですね!」


 有り難く空いた時間をもらおう。 

 首輪に視線を戻すと、ぼんやりとした魔法陣が欠けている物と、ノイズがかかったようにぶれて見えるけれど一応円形を保っている物があるのに気がついた。

 欠けている物は壊れているということかな……。


 試しに薫り消しの魔法陣を解いた時のように、ぶれて掠れた部分の中でも一番影響が出ないであろう取っ掛かりをツン、と引いてみた。





 パキっと乾いた音を立てて、かろうじて形を保っていた魔封じの魔道具が真っ二つに割れた。


読了ありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ