第98話 愛しのお姉様は生徒会長様なので~(1)
「みんな、用意は良いか?」
我がチーム【堕天使】の《《特攻隊長さま》》であり、この白鳥学園の生徒会の風紀委員長を務める《《野村幸先輩さま》》の気合の入った容姿……。
そう我がチーム【堕天使】の特攻隊長さまは名前こそ、さっちゃんはね~♪ の幸で、大変に可愛らしいお名前ですが。まあ、見た目通りの悪人面……。
クルクルパーマネントのおばさん頭に茶色の髪色──。赤色のメッシュまで入れて、眉毛は超細いと言うか? 無い状態でして……。
《《野村幸先輩さま》》は眉は書いているみたいですが……。もう正午の大休憩……。お昼時間なので……。
《《野村幸先輩さま》》の眉墨はもう既に消えて……。眉はもう既に無い状態ですから大変に恐ろしい形相をしていらっしゃる上に。《《野村幸先輩さま》》は【特攻】と書かれたマスクまでしている容姿ですから。
私は野村幸先輩の恐ろしい顔を見て、彼女はもう結婚をできないだろう? と思うのですが。
あの容姿でも、野村幸先輩さまには将来をメルヘンチックに愛を誓い合った彼氏さまがいる、らしので。私は山田さま達からかくかくしかじかと、そのお話を聞き。
「えぇ、ええええええっ! うそ~~~!? 冗談でしょう~?」
と大変に失礼な絶叫を吐いた私なのですが。




