お控えなすって！ 私はお姉さまに魅入られて、ヤンキーになり御側についていく事に決めました！

第80話 えぇ～、嘘～？ （４）

　先ほどから私(わたくし)の麻宮ユイお姉さまへの純情で切ない気持ちを可笑しい。頭が変だと、タ〇コを『プカプカ』しながら侮っていた山田と安子の二人が更に私(わたくし)のことを侮り、嘲笑うから。

　この二人は本当に許せませんわ！　堪えませんわ！　私(わたくし)の空手正拳突きで倒して差し上げますわ！　と思えばですね。

「山田と安子も、そんな事を言わない。この娘なりに私に恩を感じて、転校までして訪ねてきてくれたのだから」

　私(わたくし)の大事で愛おしい、ユイお姉さまが本当にお優しいから。阿保な二人から私(わたくし)のことを庇い、阿保な二人を諫めてくれました。

　だからお・馬・鹿・さんな二人は、シュン！　と下を向き。

「「ごめんなさい」」

「「ユイ先輩」」

「うちが」

「アーシが」

「「悪ぅ、ございました」」

　と麻宮ユイ先輩へと謝罪をした。