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第68話 ヒーローさま無双! (7)
「てめぇ~! 良くも儂のツレをやってくれたな~!」
私達のヒーローさまへと唸りながら怒声を吐けば。
《カキン!》
彼も自分のダボダボの学生服のポケットから畳んである三段式警棒をとり出して勢いよく伸ばせば──。猪突猛進で私のヒーローさまの背後を狙うから。
私の口から瞬時に「あぶない!」と、ヒーローさまへと危険を知らせる声が吐かれ──。
その後私も自分の優艶な姿を隠す行為を辞め、立ち上がると。
私もダッシュ!
ヒーローさまを背後から三段式警棒で襲うと試みる、ヤンキーの兄ちゃんさまの背後へと私も回り込んで、彼の背へと回し蹴り──!
《ド~ン!》
「うわぁ、ああああああっ!」
私の回し蹴りが、自分の背へと直撃したヤンキーの兄ちゃんさまは、自分のダッシュの勢いもあるためか?
私が普通に回し蹴りをして、入れた時よりも大袈裟に吹き飛んでいった。




