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第60話　ヒーローさま！　（18）

　自分はと言うか？　彼等！　ヤンキーの兄ちゃんさま達三人は私(わたくし)を含めた、大和撫子の乙女達五人を自分達の性欲……。欲望のまま……。強引に凌辱……。強姦するつもりだった超悪人……。悪者だった癖に……。

　自分の身が危うくなると大袈裟に救急車を呼んでくれと泣き、叫び始めるから。

「お前～！　自分がこの娘に対して大変に酷いこと、悪質なこと……。女の子の一番大事な物を強引に奪うつもりでいた癖に～！　何が救急車だ～！　いい加減にしろ～！　」

　あの日……。私(わたくし)達……。この場にいる乙女達が可哀想だから助ける。救いにきてくれたのだろう？　と思われる。

　ス〇バン刑事のような凛々しく、カッコ好い……。

　そう彼女……。お姉さまに……。あの時の危機……。私(わたくし)の貞操を守っていただいたヒーローさまに対して……。

　あの日！　あの時に！　私(わたくし)は自分の心の臓……。ハートを『ドキュン！』と射抜かれてしまい……。

　私(わたくし)はヒーローさまに対して同性だろうとも、《《ホの字》》に堕ちってしまったのです……。