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第56話 ヒーローさま! (14)
「……貴女、大丈夫だった……?」
大和撫子らしい純白の下着を曝け出した状態で大の字になり、唖然、呆然としている私へとセーラー服の少女……。
けっこう奇抜で厚めな、今流行りの大人びた化粧をしているポニーテールの少女……。
そうまるでマンガ、ス〇バン刑事の主人公──。麻〇サキさまがマンガから飛び出してきたようなスケ番……。ヤンキーの姉ちゃんさまが私に気を遣いながら。
あの日!
あの時に尋ねてくれたのです!
だから私は彼女に、『貴方は誰なのですか?』と尋ねる前に。
「うぅ、うううううう」、「うぇ~ん」、「うぇ~ん」、「怖かった~」、『怖かったです~、私わ~」、「もうだめかと~」、「だめかと思っていました~」、「本当に恐かった~」、「怖かったのです~」、「うぇ~、うぇ~ん」




