294/339
第44話 ヒーローさま!(2)(改修版)
だから《《あの時》》の私はヤンキーの兄ちゃんさま達四人に両手、両足を押さえられ、学園指定の学生服やジャンパースカートを。
「でっ、へへへ」
「ひっ、ひひひ」
「これは美味そうだ」と。
ヤンキーの兄ちゃんさま達は超悪者! 超悪人! 超変態男! 獣ですから、彼等は気持ち悪く、いやらしく笑いながら、乙女である私の胸や太腿、お尻等もどさくさに紛れて、ニギニギ、サワサワと撫で、触りながら、制服を脱がされている恐ろしい最中でね。
だから《《あの日》》の私は泣きながら、自分の手足を何とか動かし、抗おうと努力してみせたの……。
それも超悪者ヤンキーの兄ちゃんさま達へと。
「お金ならばいくらでも払います! 払いますから~! これ以上~! 私に変なことをしないでください~! お願いします~! 許してください~! いや~、ん」とね。
まあ、私は嘆願したけれど。
「煩い!」
《バチン!》
《《あの時!》》 《《あの有様》》だった私は──直ぐに恐ろしいヤンキーの兄ちゃんさま達の一人に荒々しく一言告げられ、頬を殴られて、それでお終いなりました。
◇◇◇




