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第28話 己の身の危険を感じる! (1)
「おいおい、もしかしてこの娘……。俺達の女を解放すれば。こいつらの代わりに姉ちゃんが俺達の相手をしてくれるのか?」
私の隣のクラスの娘の胸をいやらしく制服の上からモミモミして。
「いや~ん、辞めてください~。私の胸を触らないで~、握らないで~」
と絶叫交じりで拒否をされている、ヤンキーの兄ちゃんさまが彼女達の代わりに私へと悪戯……。凌辱行為を受けるのか?
『ニヤニヤ』、『えっ、へへへ』
ヤンキーの兄ちゃんさまは私身体を舐めるように見詰め、いやらしいこと……。
そう、あんなことやこんなことを卑猥に想像……。妄想しつつ、御自身の目尻、口の端をだらしなく下げ、鼻の下を伸ばしながら告げてくる。




