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第260話 お父さまとお姉さまの関係?(4)
「そうそう、ユイはマジでええもんしか持っていないもんなぁ~。可憐と一緒で、どうも怪しい……」
「うん、ノムちゃんの言う通りで単車だってHONDAのCB750K2だしね。普通変えないしね~」
「そうそう、優の言う通りじゃけぇ~」
「だからさ、やっぱりさ、ユイは可憐の父ちゃんに貢いでもらっているのかな? と、うちらは皆、可憐も含めて思う訳よ」
いつもは口が悪い……。何事も恐れず、気にもしないで物事をハッキリと告げることが可能な野村先輩さまも、最初の頃はニヤニヤといやらしく、意味深にユイお姉さまと私のお父さまとは濃密な関係……。男女の仲……。
私のお父さまがユイお姉さまへとパトロンとして貢いでいるのではないか? と揶揄するよう告げ、尋ねていました。
しかし会話の最後の頃は私とユイお姉さまのことを気を遣いつつ、御自身の目を泳がせながら頬をポリポリとかきながらユイお姉さまへと告げてくれました。




