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第250話 可憐様の親友様は慌てて頭をさげる(4)

「そう、わかったわ、安子……」


 彩先輩さまは新ちゃんさまを抱き締め、必死に彼を庇う安子さまの肩に優しく、穏やかに手を当て微笑みながら告げると。


 彩先輩さまは安子さまから野村先輩さまへと視線を変え。


「──幸~! あの糞男のことをおねがい!」と嘆願した。


「あいよー! 彩ー! うちが、あの糞を殴る・蹴る(しばいちゃる)けぇ、任せと、きんさい」と。


 (わたくし)たちのレーシングチームの副総長松田彩先輩の嘆願に対して野村先輩さまは了承したと告げ。


 超悪者変態なヤンキーの先輩さまの方へと御自身の頭を動かし、見詰めると。


「……彩ー! 悪いー! もう家の山田が安子の敵討ちだと、糞男に告げて、奴の首の襟を掴んでは、柔道の技を用いて──持ち上げ、投げの繰り返しをしているのを忘れていたよ。あっ、はははははは」と。


 野村先輩さまは彩先輩さまへと笑い誤魔化しながら、事情を説明しました。


「あら、そうなの? と言うか。そうみたいね……。あら、やだ、うっ、ふふふ」と。


 野村先輩さまが笑い誤魔化せば、彩先輩さまも笑い誤魔化し始め、この場の暗い雰囲気をよいものへと変えようとしますから。




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