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第247話 可憐様の親友様は慌てて頭をさげる(1)
《タッ、タタタ》
そう私の愛馬ペガサスの影の暗闇に潜んで、愛する新ちゃんさまの視界から逃れ、囚われないように隠れていた安子さまが急にカラン、カランとピンヒールサンダルの踵を鳴らしながら、何処かへと向けて走り出しました。
だから私は彼女──安子さまは何処に向けて走っているのでしょうか? と首を傾げるのでした。
◇◇◇
題 可憐様の親友様は慌てて頭をさげる(1)
「すいません! すいません! 堪忍してください、かすみ先輩……。このひとはうちの大事なひとなんです……。だからおねがいします、かすみ先輩……。このひとのことだけは堪忍してください……。しかし、かすみ先輩がどうしても気が収まらないのならば、こっちの男は悪もんで、うちのことを強姦しようとしましたから、いくらでもしばいてやってください、かすみ先輩……。うちはかまわんですから……」




