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第22話 正義の味方! (1)
「いや~ん」
「辞めて~」
「そこはだめよ~」
「触らないで~」
「おねがいします~」
「お願いします~」
「許してください~」
「見逃してください~」
「いいではないか?」
「よいではないか?」
「ここがええのか?」
「ここがええんやろぅ~?」
「ここがのぅ~?」
「気持ちよくて仕方が無いじゃろぅ? 姉ちゃん達~? わっ、はははははは~」
平和公園──。原爆ドームを抜け、電車通り……。横断歩道を渡り、市民球場の左方面……。河川敷方面……。人通りの少ない方面……。人気の無い場所を探索しているかのように歩き続ける……。
そう相変わらず我が校の乙女達の腕を掴むだけではなく、自分達の彼女……。物でもあるかのように抱き寄せたり、抱きついてみたり。




