第213話 可憐様は御友人様の為に舞うのです!(18)
「そうだ~! 安子ちゃんは今日から儂の女で~、女房になるんじゃ~! だから他人のあんたが~、口を挟むな~! 早く何処かに行けぇ~!」と。
「安子ちゃん、儂の物にならんにゃぁ、わかちょぉるの? 新はコンクリート詰めにして一万トンバースに落としちゃるけぇ、覚悟せぃやぁぁ~、安子ちゃん~!」と。
私の愛馬ペガサスに足踏みされ。
「うがっ!」、「ふんがぁ~!」、「ふんごぉ~!」、「うげぇ~!」、「苦しい~!」
と、カエルやニワトリのような変態な声をだし、漏らしているくせに、安子さまへと生意気なことを申して脅すから。
「──ペガサス! もっとお仕置きを……。死なない程度にしてあげなさい……。ほっ、ほほほほほほほほほ~」と。
私はお嬢さま高笑いをしながら下知をだし終われば。
「こら~! 貴女~! 安子さま~! 何を諦めているのですか~! 新ちゃんさまのことが好きなのでしょう~?」、「──彼のことが好きならば死んでも自分の身体を死守しないといけませんよ~! 新ちゃんさまは私が救助しますから安子さまは、この超悪者変態なヤンキーの先輩もことを殴る、蹴る」と告げた。




