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第197話 可憐様は御友人様の為に舞うのです!(2)
「──新ちゃん!」と。
安子さまは慌てふためきながらスカイラインへと向け、愛する彼の名を呼んだ。
「あっ!」
安子さまがスカイラインへと向け、彼の名を呼ぶと同時に、彼女の大好き新ちゃんは左側から誰かに。
『黙れ! 静かにしろ!』と言った感じなのだろうか? 彼は顔を近接で数発殴られたのが確認できた。
だから安子さまは、自分がお相手をするのは三人ではなく四人なのだとわかり、覚悟を決めると。
「……先輩、新ちゃんにもう酷いことは、せんといてください……。うちは一切抵抗しませんからおねがいします……。たのみます……」
安子さまはまた超悪者変態なヤンキーの先輩の心の臓──。ハートをドキュン! と射抜くような可愛い台詞とぶりっ子な仕草をするものだから。




