表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

196/268

第196話 可憐様は御友人様の為に舞うのです!(1)

「うぅ、うううっ。新ちゃん……」


 先ほど超悪者変態なヤンキーの先輩に自分の愛車、スカイライン(ヨンメリ)の方を見て確認してみろと告げられた安子さまは、自分の顔色を変え慌てて車を確認した。


 すると薄暗い中でもスカイライン(ヨンメリ)の車外には超悪者変態なヤンキーの先輩のお連れさまだと思われるヤンキーの兄ちゃんさまが二人、後部ドアの両サイドに立ち、気弱な様子の安子さんの様子を窺っているのが確認できたから。


(……一人じゃ無く、三人も居るんだ)


 と、安子さまは思えば、更に彼女は切なく悲しくなる。


 だから安子さまは冒頭のシーンの通りで、自分の両目を潤ませ、嗚咽を漏らし始める。


 すると今度はスカイライン(ヨンメリ)の運転席、助手席の間……。真ん中の位置の後部座席で、両手を何かで束縛されている男性の姿……。


 それも暴れ始める男性の姿が薄暗い中でも安子さまの濡れた瞳に映り、確認できるから。安子さまは後部座席を必死に見て確認すれば、暴れる男性は彼女の愛おしい新ちゃんのようだから。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ