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第184話 悪意ある脅しと呼び出しに、可憐様は御怒り!(10)

 だから悪者変態ヤンキーの先輩さまは黒電話の向こう側から『ニタ~』と大変にいやらしい笑みを浮かべ、自分の勝利を確信するのでした。


 (わたくし)や我が家お抱えの探偵さんが、安子さんの制服や中身が何も入っていない芯を抜いたペッタンコの学生カバンや筆箱……。落書きだらけのローファーの革靴やスクールI型のペッタンコシューズなど、安子さまの身の回りの物へとストーカーの如く装着した補聴器で、自分達の悪意ある行為──行動が全部、(わたくし)へと筒抜け、ばれているとも知らずに。


 彼は悪者変態ヤンキーの先輩さまだから、御自身の勝利を確信して、安子さまの優艶な裸体を妄想しつつ、御自身の唇をいやらしく舐め、「えっ、へへへ」といやらしく笑うけれど。


「セバスチャン!」

「……何で御座いましょうか、可憐お嬢様?」

「──(わたくし)は今から身支度を終えれば少しばかり、ペガサスの散歩のためにでかけてきます……。だから(わたくし)の後は追わないように。わかりましたね、セバスチャン」と告げる。





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