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第176話 悪意ある脅しと呼び出しに、可憐様は御怒り!(2)

「(お前さぁ、大嶋新作って知っているよなぁ、あいつの彼女()だもんなぁ~)」と。


 電話の向こう側から超生意気な口調……。


 そう安子さまのことを舐め、侮るような口調で男から言葉が返るから。


『(はぁ~、それが何? 何ですか? あんた、うちに何用ですか?)』と。


『(あんた~、もしかしてうちに喧嘩を売ちょぉるんね? 今何処おるんねぇ? 殴る(しばき)に行っちゃるけぇ。今直ぐ何処にいる、んか、言いさいやぁね、あんたは~!)』と。


 安子さまも重圧ある重たい口調で、電話の相手さまへと喧嘩腰で告げるのですか。


「(えっ!)」と安子さまは女の子らしく驚嘆をして。


「(うん、新ちゃんの彼女ですが……。もしかして新ちゃんは酷い目に遭っているの?)」と。


 自分の大事なひとの身が危ういのかも知れない? と、いくら鈍感で天然な安子さまでも悟ることができるから、電話の向こう側……。


 そう安子さまと新ちゃんさまの中学生時代の先輩になる、悪者のヤンキーの兄ちゃんさまが、黒電話の向こう側からニヤリといやらしく微笑みながら、獲物は餌にかかった……。釣れたと思うから……。





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