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第172話 彼は可憐様の御友人を守るために頑張るみたいです? (6)
そして安子さまはいつものように不愛想で電話へとでた。
「──あっ! 大嶋ですが! 澤田さんは居ますか?」
安子さまが不愛想で電話にでれば声音は、彼女の愛しい新ちゃんさまだから。安子さまの声音は180度変わり、声音は松〇聖子さん以上の超ぶりっ子へと普通の乙女に変化することもなく。
「あっ! 新ちゃんどうしたの? 何か用事? 安子の声が聞きたくなったの? それとも逢いたくなったの? う~ん、それともお風呂にする? そ・れ・と・も・わ・た・し? の安子にするになったの?」
安子さんなりに新ちゃんさまからの電話は嬉しくて仕方がない。だから安子さまは彼女なりのギャグを交えて尋ねた。
「あっ、ははは」
新ちゃんさまは安子さまの超面白くないギャグを笑い誤魔化しながら、地元の超怖いヤンキーの先輩からの強制的な下知……。安子さまを夜に連れ出し、自分に差し出せの下知対して。
(さてどうしよう?)、(どうするかの?)
と彼は思案をしながら。
「う~ん、いや、あのな、安子?」
と声をかける。




