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第171話 彼は可憐様の御友人を守るために頑張るみたいです? (5)

「はい、もしもし澤田ですが……。どなたでしょうか?」


 夕刻の食事前の時間……。安子さまがテレビでアニメを見ながら寛いでいると、自宅の黒電話がプルプルとベル音──。電話! 電話だ! 早く出ろ! と急かす音が安子さまの耳へと聞こえてきた。


 だから安子さまは面倒だな……。今はアニメが中盤……、これから面白くなるところなのに……と歯痒く思ったらしいから電話には出たくないな、と思った。


 しかし近所へと回覧板を持っていったきり帰宅をしない安子さまのお母さまが、いきなり家の玄関の扉を開け。


『今電話が鳴っていたみたいだけれど。何で安子は電話にでないの?』と叱られ。


『安子! 貴女と言う子はいつも、いつも』とグチグチと小言を言われ叱られたくはないから。


(チッ、電話か、仕方がないな)


 と、安子さまは思いつつドスドスとガリ股で大きな足音を当てつけのようにだしながら黒電話へと向かった。





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