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第168話 彼は可憐様の御友人を守るために頑張るみたいです? (2)

「……新、お前? あの女の事を苗字呼びではなく、名前呼びをしたけれど。あの女に情が入ったのではなかろうな?」と。


 新ちゃんさまのヤンキーな先輩さまは時代劇の悪者……。悪代官や悪徳商人……。悪者兄貴みたいな言い回しで新ちゃんさんへと不機嫌極まりない顔をしつつ尋ねた。


 だから新ちゃんさんも時代劇の悪者達に脅されているチンピラ青年、少年、弟分みたいな台詞……。


「いいえ、そんな事はありやせん、です。はい……」


 御自身の顔を引き攣らせつつ笑い誤魔化しながらヤンキーの先輩さまへと言葉を返しました。


「そうか? まあ、それならばえぇけれど……。わしゃ、お前がつい先日(このあいだ)安子と嬉しそうに腕を組んであるちょぉるのを見ちょぉるんじゃが……。お前、安子の事を自分だけが楽しもうとおもちょぉるんじゃ、ないじゃろぅの~?」


 新ちゃんさまがヤンキーの先輩さまへと笑い誤魔化しても彼は人でなしの、女性の敵らしから。御自身の目を細めつつ、重圧ある声音で新ちゃんさまを脅すように問いかけた。


「えっ! いや、大丈夫ですよ。先輩……。安子も今まで通りで、皆で楽しみましょう。あっ、はははははは」


 新ちゃんさんはヤンキーの先輩さまから慌てて目を背け笑い誤魔化しつつ、安子さまをヤンキーの先輩の魔の手から逃がそうか? と思案をするのですが。




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