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第165話 可憐様の御友人にとうとう魔の手が? (2)
彼は困惑した表情などしないで和気藹々と先輩さまへと尋ねたみたいですが。当の本人である先輩さまの方はと言うと?
新ちゃんさまのケラケラと笑う姿に対して何故か不快に思ったみたいで? 先輩さまは彼へと不快感を募らせた表情で。
「あの、女はどうした?」
と唸るように尋ねたみたいですが。
この時に新ちゃんさまは、まさか先輩さまが安子さま……。
そう自分の大事な彼女のことで不満を募らせているとは思ってもみませんから。
「……先輩、【あの女】とは誰の事ですか? へっ、へへへ」
山田さま達いわく、イケメンの優男のヤンキーの兄ちゃん……。新ちゃんさまは、御自身の先輩へと本気で誰のことを尋ねているのか、わからないみたいで、尋ね返し、気持ち悪く笑えば。
まあ、当たり前のことですが、先輩さまはカァ~となり、真っ赤な顔で新ちゃんさまへと。
「──この間、儂のスカイラインで白鳥学園近くの駅にナンパに行った時に新、お前が話をしちょぉった女の事じゃぁ~!」
彼の先輩さまは荒々しい口調で新ちゃんさまへと安子さまのことを尋ねてきた。




