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第148話 クラスの皆やチームの皆は友人の事が心配……(5)
だから私はなるほどと思うのですが。
この私、白鳥可憐は我が校の生徒会長であり、レーシングチーム【堕天使】の総長を赴任していらっしゃる《《麻宮ユイお姉さま命》》のユリユリ少女ですから。異性の殿方に対して恋心を抱くことも興味を持つこともございませんから!
「──異性など、ピン〇レディーのお姉さま達もみなオオカミさんのですわ、と歌っていらっしゃるではございませんか~。だから私、白鳥可憐は風紀委員としてオオカミ達をハンターのように狩ることがあっても安子さまのように恋心を抱き、己の身を捧げるような愚かなことはしません!」
私は鼻息荒く、フンガ~! フンガ~! と山田さまやクラスメイトさま達……。
そして安子さまへと私御自慢の、この形の大変に整った胸を張りつつ大威張りで告げたのでした。




