第133話 可憐様の御友人様は今日も御機嫌麗しいみたい? (1)
「みなさま〜、今日もおはようございます〜! ──今日もよき日でありますように〜! おっ、ほほほほほほ~!」
私が教室の扉を開け──。部屋へと入り。扉を閉め、いつも通りにクラスメイトのみなさまへと朝の挨拶をすれば。
「おはよう、白鳥」
「可憐、おはよう」
「白鳥、お前~! 朝からテンション高いな~」
「可憐、マジでうざい」
「こいつの頭はどうなってんだ~?」
「そんなことしるかぁ~」
「可憐、マジで、そんなテンションは辞めてくれ……。二日酔いに響く……」
と、私ことをクラスメイトさま達が明るく微笑みなながら挨拶を返してくれたり。怪訝な表情で私のことを褒め称えてくれるは。各自各々が、御自分の頭を抱えながら、私は大変に素晴らしい女性だと褒め称えてもくれる。
だから私は、「おっ、ほほほほほほ~」と高笑いを浮かべつつ「みなさま~、私のことをそんなにも褒め称えても何もでませんわよ~。おっ、ほほほほほほ~」
私はクラスメイトのみなさまへと感謝の気持ちを告げつつ、余り褒めても。私は豚ではございませんから、おだてても木に登りません! と告げれば。
「可憐」
山田さまが何故かニヤニヤといやらしく私へと微笑みかけながら手招きをしつつ呼びますから。




