第118話 駅のロータリーは戦場です! (1)
《ピッ、ピィ! ピィー!》
「貴様等~! 何をしている~!」
野村先輩が笛を吹きつつ車から顔をだし、嬉しそうに会話をするヤンキーの兄ちゃんさまと。その者と嬉しそうに。
『いや~ん』、『ばか~』と、ブリブリ、ぶりっ子で、今日も懲りもしないで嬉し、楽しそうに会話をする。
我が白鳥学園のセーラー服に長めのスカートを引きずって歩く、ヤンキーの姉ちゃんさまへと注意をすれば。
「──はぁ~、何だ、お前等~?」
と、自分のマイカー……。
ここは広島ですからナス紺色のマツダのルーチェのハードトップのシャコタンにマークツーの10インチのホイル……。トラストのスポーツマフラーをボウボウと装備をした。
リーゼント頭にクー〇スやキ〇ロルのメンバーさま達のように着飾っているヤンキーの兄ちゃんさまが運転席から顔をだした状態で呻ってくれば。
《ガチャン!》
ナス紺色のルーチェの助手席が開き──。助手席に乗っていたヤンキーの兄ちゃんさまが降りてきて。
「──何だ~、姉ちゃん等~。俺達に喧嘩を売っているのか~? こら~!」
野村先輩さまへと向け──歩きながら呻りつつ威嚇をするから。
《バチン!》
野村先輩さまは、御自身が肩で担ぐ、竹刀で地面を思いっきり叩き! 自分に気合と相手を威嚇すれば。




