第107話 特攻隊のお仕事を始めます! (7)
《ドーン‼》
そう安子さんの右足──前蹴りが頭の面の次に腹部へと入るから。
「うぐっ」
私達、特攻隊に楯突いたヤンキーの姉ちゃんさまの口から辛そうな声が漏れるけれど。
私達、特攻隊は、学園の風紀を乱す悪を憎み、手加減等しない女子高生の集まりですから。
「面ーーー!」
安子さんの口からまた気迫のある顔で声も高らかに放たれるから。
《バチン!》
安子さんに腹部を蹴られ呻っていたヤンキーの姉ちゃんさまの頭から、また竹刀で面を受け──叩かれる音がするので。
「きゃぁ、ああああああああああああっ!」
と彼女の口から可愛らしい絶叫が放たれ、素行の悪いヤンキーの姉ちゃんさまは自分の腹部と頭を抑えながら。
「痛、たたた……」
と完全に戦意損失……。トイレで蹲ったままへと陥るけれど。
「──こらぁ、あああああああああっ! 手前~~~!」
「──一年坊の癖に生意気なぁあああああああああっ!」
「──ぶっころしちゃるけぇ、ねぇ~~~! クソガキがぁ、あああああああああっ!
トイレで屈んで呻るヤンキーの姉ちゃんさまの友人さまらしいヤンキーの姉ちゃんさま達が真っ赤な顔──。般若面のような恐ろしい形相で自分達の友人さまを仕留めた安子さんへと各自各々が自分達の利きう腕を振り上げ襲いかかってくるけれど。
《カキ~ン!》
と心地良い金属音を出しながら山田さまが自らが隠し持っている《《三段式警棒》》を勢いよく伸ばして──。安子さまへと襲いかかる悪の手先──ヤンキーの姉ちゃんさまの一人の腹部へと三段式警棒で加減なく叩く。
「うっ」
だから安子さまへと卑怯にも三人がかりで襲うとしたヤンキーの姉ちゃんさまのまたお一人さまが、御自身のお腹を押さえつつ変な声を漏らす。
だが山田さまも特攻隊のメンバーで中学生時代から地元でも有名なヤンキー娘で大変に喧嘩慣れをしている少女のようですから。




