第106話 特攻隊のお仕事を始めます! (6)
「はぁ~、あんたら~、堕天使に喧嘩を売っとるんねぇ~?」
と敵に……ではなく、生徒会に対して反抗的な態度をとるヤンキーの姉ちゃんさま達へと唸りながら、売り言葉に買い言葉を本気で買えば。
「可憐、山田、安子……。こいつらやってしまいな……」
と、最後の我が校の特攻隊長の野村先輩さまから私達、特攻隊のメンバー達へと校則違反を犯した上に、生徒会へと不満を漏らす危険分子達に処罰を与えろと物静かに下知がですから。
「オメ~~~ン!」
幼い頃から剣道を習い有段持ちでもある安子が自分の持つ木刀ではなく……。竹刀を振り上げ──!
最初に突撃を決行──!
私達の直接上司である特攻隊副隊長の篠田先輩さまとセーラー服の首のリボンを掴み合いをしながら。
「あああ~」
「はぁ~」
「うぅ~」
「ああ~」
と唸り合いをしていた反抗的な生徒へと竹刀でお面! を食らわすから。
「痛ぇ~」
篠田先輩さまと生意気にも反抗的な態度をとりつつ言い争い、唸り声をあげていたヤンキーの姉ちゃんさまは自分の頭の頂上を両手で抑えつつ悲痛な声をあげるけれど。
気の荒い安子さんの攻撃がこれで終わる訳では無く。
彼女の口から今度は自然に「突きー!」と声が勢いよく吐かれ──。安子さんの腕と上半身が動くから。
「えっ!」
素行の悪いヤンキーの姉ちゃんさまは、閉じていた目を慌てて開け、驚嘆し。
「……ちょ、ちょっと待て、一年……。突きは不味い……。面にしな! 面に……」
自分の素行が悪いのが原因の癖に、女子相手に酷いことをするな! と一丁前のことは申しますが。




