第105話 特攻隊のお仕事を始めます! (5)
まあ、大抵の生徒達は、いくら自分達がヤンキーの姉ちゃんさま達であろうとも、その時は特攻隊の指示や要求には、口だけでも従う。
しかしだ! まあ、中には……。頭が賢くない太々しい態度をとる、ヤンキーの姉ちゃんさま達もいる。
「はぁ~、何でうちらが~! あんたらに~、スカートの中身の物を見せんにゃ、いけんの、ねぇ~。可笑しいんじゃ、ないん?」
「そうだ!」
「そうだ! そうだ!」
「ほうだ!」
「何でうちらが風紀委員の言う事を聞かんにゃぁいけんのね~?」
「それにあんたら風紀委員とか調子のええこと言ぅちょるけれど。皆、【堕天使】のメンバーばかりじゃ、ん!」
「そうだ~!」
「そうだ~! そうだ~!」
「そうじゃけぇ~」
「何で~、うちらが暴走族し、ちょる、メンバー等の言う事を聞かんにゃぁいけん、のんねぇ~、可笑しんじゃ、ない~?」
「そうだ!」
「そうだ! そうだ!」
「そう、じゃけぇ!」
「あんた等の方こそ~、ええ加減にせぇ、よ! コラ~!」
まあ、こんな感じで我が学園の風紀を取り締まる、情は脆いが、悪には強い、特攻隊長さまのぽっちゃりとしたクルクルパーマのおばさんヘアースタイルに奇抜な化粧……。真っ赤な紅を唇へと塗る野村先輩さまへと不満を漏らすから。
我が校の特攻隊副長さまの情に熱くは無いし、悪にも手加減をしない篠田先輩さまが。




