表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

102/268

第102話 特攻隊のお仕事を始めます! (2)

「御用だ!」、「御用だ! 御用だ!」


 (わたくし)は捕り物の時代劇のように楽しい、嬉しく声をだすのですが。


「「うりゃぁ、ああああああっ!」」


「「わりゃぁああああああっ!」」


「「おりゃぁ、ああああああっ!」」


 みなさまは大変に恐ろしい声を出し、叫び、気合を入れられるのですよ。


 だからトイレでう〇こ座りをしながら屯していたヤンキーの姉ちゃんさま達が驚愕しながら。


「なっ!」

「何だ?」

「何事だ?」


 と、ワイワイ、ガヤガヤと騒めきながら尋ねてくるけれど。


「風紀委員だ!」

「しんみょうにしろ!」

「逮捕だ!」

「貴様等~! 今ポケットに慌てて入れ隠した物を出しやがれ!」


 特攻隊(風紀委員)の諸先輩方が荒々しい声音でトイレ内へと屯しているヤンキーの姉ちゃんさま達へと告げると。


「はぁ~!」

「何だ、こら~?」

「誰が何時、スカートのポケットにガムを隠した~?」

「そう、そう、誰が隠した~?」

「うちはシュガーレットの菓子を隠していなよ……」

「うちもタ〇コなんか隠していねぇし~!」

「うちもヤ〇なんか隠してねぇから~?」

「えへっ、うちもア〇パン等隠していないよ……?」


 トイレ内で屯していたヤンキーの姉ちゃんさま達は(わたくし)達──堕天使の特攻隊のメンバー達を嘲笑う悪態をつくのですが。


 風紀委員のメンバーもヤンキーの姉ちゃんさま達で……。昭和の時代は《《花金》》ではなく、《《土曜日》》まで普通に学校も会社もありましたから。


 我がレーシングチームは──! 土曜の夜のイン・マイ・エンジェル! 堕天使の特攻隊のメンバー達ですから。


《バチン!》




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ