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パニイ最後の奮闘

 しかし、この石化もシャークアインは壊そうとした。

「何てパワーなんだ」


 そして七十五パーセント以上が元に戻った時パニイは意を決してシャークアインに走り始めた。

「えーい!」


 風をまとったパニイは渾身の力でシャークアインに体当たりした。

「止せパニイ!」


 しかしパニイは着地し再度猛然とフライングアタックを敢行した。

「お、お、おのれ」


 そして三度目のアタックの際遂にパニイは顔面にパンチを食ってしまった。

 ダウンし落ちるパニイ。


 さらにシャークアインは攻撃しようとしたが俺がすんでの所で抱きかかえ回避した。

 ロミイもパニイに駆け寄った。

「すぐ回復してあげるわ!」


 シャークアインは右目だけが石化を外せなかった。

 その為わめき怒った。


「うおううう」

 でも怒りだけでなく嘆きにも聞こえた。


「あいつは天界にも地上にももう戻れなくなった。

 そしてシャークアインはわめきながら力を溜め始めた。


 地面が割れ嵐が起き雲が空が黒くなる。

 シャークアインは話した。

「これから最大級の攻撃を食らわせてやる」


「え?」

 そしてまがまがしいエネルギーがシャークアインの手に集まった。

「魔人の極怒咆哮!」


「何だあれ」

「皆伏せろ! がれきの下に身を隠すんだ!」


 食らったら一撃で我々、いや後方の後方の兵士達をも全滅させそうなとんでもないエネルギーが通過していった。

「威力はとんでもないけど右目をやられてて少し外したみたい」


 ワーグはわめいた。

「金ならいくらでもやる! どうかあいつを倒してくれ」

 バキイ!


 俺も殴りたかったが何とロミイが拳で殴った。

「あうう」

「この期に及んでまで本物の屑ね」


「二発目のエネルギー溜めてるぞ」

 俺は決死の覚悟で前に出た。


「俺がエアショットで迎え撃つ!」

「でもエネルギー大きく落ちてるんだろ?」       

   

 俺は全ての力を集めた。

 でもあのパワーには正直かなわない。

 なら撃つ時の僅かな隙を狙うんだ。


「食らえ!」

 体勢が整ってないシャークアインにエアショットを撃った。

 さっきまでの威力がない。


「うおおお!」

 しかし発射の僅か前に当てる事が出来シャークアインの手元が狂い明後日の方向に行った。


「やった!」

「でもシャークアインを怒らせたかも」   


「う、おおお! あああ」

「やっぱり!」


 ところがシャークアインは沈静化していく。

 そして言った。

「俺の負けだ」


「え?」

「嘘みたいに殺気が消えてる」

「和解できるのか?」


 ところがその時先程同様に天の神が怒った声が響いた。

「シャークアイン、貴様はもう天界にも地上にも居場所がない。よって狂って死ぬのだ」

 

 突如稲妻がシャークアインに落ちた。

 彼は苦しみだし狂いだした。 

 

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