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ロミイの覚悟

 ロミイは足を怪我して転んだ。

「大丈夫です……私が時間を稼ぎます」


「やめてくれ、頼む」

 何故かシャークアインは黙視していたがカーリアンは来てロミイの足を踏んずけた。

「ああ」


「止めろ!」

 俺はカーリアンに飛び掛かろうとしたがロミイに止められた。


「駄目……です、まだ、時間は」

「後四分以上ある。でももう見てられない」


「大丈夫です、私が時間を稼ぎます」

 カーリアンはロミイの髪を掴み上げ張り手とボディパンチを食らわせた。


「止めろ」

「黙れ」

 カーリアンは俺を蹴り飛ばした。


 カーリアンは後ろを向いて呼びかけた。

「おーい弓兵ども。この娘を狙い撃ちして蜂の巣にしてやれ!」

「!」


「止めろ!」

「こいつは機械だから相当食らわないと死なん。女だと加減するな」


「大丈夫ですスカーズさん。私が時間を稼ぐ」

「何故そこまでするんだ」


「ただ一人私を友達と言ってくれた人だから」

「!」


「それに本当は……」

「さあやれ!」


 兵が弓矢を引き絞る。

 俺の中の何かが変わった。

 あれ、二十分経ってないのに


 俺はロミイの前に立ちはだかり矢を受けた。

 でも痛みがなく引き抜いた。

「なっ!」


 ティルは驚いた。

「まだ二十分経ってないのに、感情とかが時間制限まで動かした?」


 俺はカーリアンを思い切り殴った。

「がああ」


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