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110/130

後十分以上

 ロミイは感電しながらも電気鞭を引っ張った。

「ぐ、ぐうう!」


 俺は成長しても肉体は凄く強いわけではない。

 感電死しそうだ。

「あああ」


「ぐ、ぐうおおお」

 俺は意を決し電撃鞭を掴みこじ開けようとした。

「あああ」


 でも凄い力はまだ発動しないから開けない。

 シャークアインは鞭ごと俺を空中に放り上げ叩きつけた。

「ぐうう」


「止めろ!」

 ウォレンがシャークアインに切りかかったが殴り飛ばされた。

 さらにロミイの火の玉が飛んだがかわされた。


 シャークアインは笑った。

「ははは! 電気鞭だけで終わったら面白くないからな」

「まだあるのか?」


 シャークアインは両手を前に出した。

 俺を上下からの空気の圧が襲う。


 おしつぶされそうだ。

「ぐ、ぐうう」


 顔も体もへこみそうだ。

 しかも反撃できない。


 一分位で飽きたシャークアインは空気圧術を止めた。

「さあ、次は何がいい?」


「くそ!」

 俺はどさくさ紛れに太陽光を出した。

「太陽光は光属性だ! あんたの邪悪な魂じゃ防げないだろ!」


 ティルも続いた。

「私も!」


 シャークアインは笑った。

「ふっはははは!」

「何がおかしいんだ?」


「俺は元々光から生まれた聖なる存在だ。よって光のパワーも吸収できるんだ」

「うわあ!」

 

 何と太陽光より強い光が返ってきて俺もティルも吹き飛ばされた。

「ふっははは!」


「くそ! さっき撃ち残った稲妻エアショットだ!」

 俺は稲妻エアショットを残った力で撃ったがこれも効いていない。

「弱点ないのかよこいつ、まだ五分しか経ってない!」


 勢いに乗るシャークアインは稲妻を連発する。

 味方の兵士達でさえ畏怖した。

「地獄絵図だ」

「この世の終わりだ」          

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