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てるてる坊主

「弁慶、織姫と彦星は、七夕の日にしか会えないのに、雨が降ったら会えないなんて、かわいそうだな。」

「左様ですね。」

「なんとか晴れるよう、力添えはできないだろうか。」

「それでしたら、若、てるてる坊主を作られてはいかがですか?」

「てるてる坊主か!?いいな!よし、早速作ろう!!」

「拙者も微力ながらお手伝いさせていただきます!」

「では共に作るか。」

「はい!すぐに材料をご用意いたします!」



何個か作ると、



「若、てるてる坊主に顔を描きませんか?」

「顔か?描いてもいいものなのか?」

「はい!それではペンをお持ちします。」


どんな顔にしようかな


「弁慶、その顔はなんだ!?」


あははは。

若が、弁慶が描いているてるてる坊主の顔をみて大笑いしている


「若のこれだって、おかしいですよ?」

弁慶も、若が描いた顔を見て大笑いしている。


「そうか!作ってみたらなかなか楽しいな!」

「左様でございますね。若、こんなのはいかがですか?」

「あははは、それもいいな!なんとも味がある。もっと作りたいぞ!付き合え弁慶!」

「はい!楽しいですね!とことんお付き合いいたしますよ!」



しばらく黙々とてるてる坊主を作る2人・・・



「よし!これくらいでいいだろう。」

「はい!こんなにてるてる坊主がぶら下がっていたら、雨雲も逃げていきますね!」


軒下にてるてる坊主をぶら下げていく。

ズラーっと並んだそれは、実に100個を超えていた。


「あっ、若!流れ星です!」

「おっ!」


「「七夕がいい天気でありますように…」」

若と弁慶は、目をつぶり星に願うのだった…



おいっ!?

まずは、てるてる坊主にお祈りしてあげて!!!


そう!それが若とうかつぼう弁慶!



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