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8.魔物・サークル

忙しくてなかなか書けないです・・・

 俺達はスライムの討伐に東の森に来ている。あまり森の奥まで行くと高ランクの魔物が出てくるので、ここらへんで止まりたい。


「テイル、これ以上は進まない方が良いんじゃないか?」


「う~ん、そうね。そろそろスライムが見つかってもいいと思うけれど・・・」


ぴと、ぴと、ぴと、


「何か聞こえないか?」


「どんな?」


ぴと、ぴと、ぴと、


「いいえ、私にも聞こえたわ。―――これは・・・」


 その時、俺達を囲むように全方向から青い物が飛んできた。



「スライムだ!」


 テイルは咄嗟(とっさ)灯光ライトを地面に固定して、戦闘態勢に入る。

俺も、既にさやから抜いていた剣を構え、飛びかかって来るスライムを次々に切っていく。核はだいたい中心にあって、剣が軽いので片手でどんどん狙える。



「ハルカ!このスライム達、何かおかしい!普通スライムはジャンプなんてできないのに!」


 おいおいそれはどういう意味だ?確かに、ジャンプしたり、急にスピードを上げて逃げたり、少しずれて核に当たらない事もあるけど・・・いや、確かにまずい。倒すスピードより、集まるスピードの方が速い。俺たちの周りには、100匹は越える程の大量のスライムがいる。



「ハルカ、私に掴まって!合図したら、跳んでね。―――今よ!遠方引力(チーフレンチ)!」


 テイル、ナイス判断!スキルを使ってスライム溜りから7m程離れる事ができた。そしてそのままの流れで、


射氷(アイスバレット)重複(コピー)流風(スラウ)!」


 俺の眼には魔法使いの用に戦うテイルの姿が見えている。まず、数本の氷柱つららを作成、次に量を二倍にして、最後に風に乗せてスライムの核に命中させていく。しかも一度で終わることなく、テイルが氷柱を操って次々にスライムを倒していく。



射氷(アイスバレット)・・・小さな氷柱つららを生成して、相手に向けて放つ魔法。氷は脆いが、使用する魔力量によって数は変わる。

重複(コピー)・・・発動中の低位魔法を、本来の半分の魔力量で再現する。

流風(スラウ)・・・風を起こし、自在に操る魔法。大きく魔力を消費してしまう。



 魔法の発動が終わった頃には、スライムは10匹ほどに減っていた。


「テイル、凄いじゃないか!」


「簡単な魔法の組み合わせだよ。でも、もうMPが残って無いから、魔法は撃てないわ。」


「分かった。残りは俺に任せろ!さっさと仕留めないと、また集まって来るから、な!」


 テイルが頑張った分、俺も頑張らなければ。残っているスライムに突っ込んでいき、的確に核を狙う。




「これで・・・終わり!」


 最後の1匹を倒し、周りにスライムは居なくなった。―――スライム()

感想、アドバイス、誤字等々、よろしくお願いします!

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