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117.新スキル

はい、内容少なすぎです。すいません。

他の皆にも挨拶しに行こうと、着替えてからロビーに行くと、受付の人に呼ばれた。


「すいません。ハルカさん、テイルさん、アルバルトからの伝言です。本日20時よりギルドで、魔王軍の研究に関する会議がありますので、是非、参加して頂きたい、と。」


 ちなみに今は19時半だ。通知が遅すぎるだろ。部屋に手紙でも送るなり、昨日のうちに連絡するなりしてくれれば良いのに。


「あー、分かりました。20時にここでですね?」


「はい。よろしくお願いします!」


 獣人の皆は、それぞれ移動中の準備、携帯食や回復薬(ポーション)を買っていた。そういった便利なものは今まで口にしたことが無かったようで、ひどく感心していた。忙しそうにしてはいるが、会議に呼ばれているので別れの挨拶を済ませた。

 ミアは涙目になっていたが、絶対にまた集落に遊びに行く事を約束したら何とか落ち着いてくれた。イディアさんとはその時に模擬戦をすることを約束した。タムさん達もまた会うことを楽しみにしてくれた。何故かリーアはそこまで深刻な顔をせず、何か考え事をしていたようだったが、何だったのだろう。


 20時過ぎに獣人の皆が集落に向けて出発する時、俺とテイルはギルドの会議室に通されていた。



――――――――――――――――――



 会議、というだけあり、研究者の人が3人いた。一人は白髪に白衣を着たおじいさん、一人は若い女性。そしてもう一人、見覚えがありかつ、居ることに違和感しか感じない人がいた。テイルとは初めて会ったが、俺とは二度目。無駄に自己主張が激しく、ホーセの世話が上手くできない、あいつだ。ピエールだ。


 いや、俺も会うまでは忘れていたのだが、テイルが実家に攫われている時に受けた依頼で、ピエールという冒険者に絡まれたことがあった。一言で纏めれば変人。細かく言えば自己主張の激しい変人。とにかくそういうやつ、という認識だった。それが何故か研究者側にいるのだ。訳が分からなかった。


 会議中はピエールに絡まれる事もなく、戦闘中の体験を語らされただけで帰っていいと言われた。何でも、研究のための資料として、実際に戦い、討伐した人間の話を聞きたかったようだ。


「テイル、今日はどうする?」


「うーん・・・皆ももう行っちゃってるし・・・依頼は受ける気にはならないわね・・・」


「じゃあ、新しいスキルの確認でもするか?」


「新しいスキル?」


「なんだ、テイル見てないのか?俺達レベルが凄い事になってるぞ。」


 結局俺達は訓練所にやってきた。Cランク以下の冒険者は居ないわけで、といってもBランク以上もゆっくりしているので、他には誰もいなかった。


 二人とも魔銅板を確認しながら、色々と試していく。最初に自分の魔銅板を見た時のテイルの驚き具合は面白かった。

 レベルは75にまで上がっており、スキルも3つずつ増えていた。そして、強攻撃(パワーアタック)超攻撃(スーパーアタック)が消え、攻撃強化(ハイパワー)というスキルに変わっていた。


 テイルの場合は、明らかにエンターテイナーとしてのスキルが2つと、拘束が効かないという、対人戦において最強かもしれないスキルが手に入っている。遠方移動(チェイラート)も進化し、より強く、より【傀儡師】らしくなった。


「ハルカ!見ててね。これが私の進化したスキル!物体操作(マリオネット)よ!」


 テイルがスキルを発動すると、床に置いた俺の剣が浮き、テイルの手の動きに合わせて宙を飛ぶ。向きも変えられるようで、剣だけ見たら幽霊が操っているようにも見えるかもしれない。しかもこのスキル、同時に二つまで操作が可能らしい。片方に剣と、片方で敵を操って衝突させたりすれば、だいぶ強い気がする。


「それを使えば、今まで面倒だった森の移動も、だいぶ楽になるんじゃないか?」


「ええ、そうね。他のスキルは攻めるときは使えなさそうだけど、ね。」


「俺は、方角が分かるようになって、道を覚えられるようになって―――あと一つ、謎のスキルが入ってるんだけど?」


「どれ?見せて。」


 そう、俺のスキル表示欄の一番下には、???というスキルが追加されていた。しかもその内容は、『第二魔法が使えるようになる』。いや本当に訳が分からない。テイルと二人でしばらく悩んでいた。



――――――――――――――――――



ハルカ・タチバナ


職業:旅人



獲得スキル:


攻撃強化(ハイパワー)

戦闘中に限り、APを1.45倍に上げる。武器を使用する際は武器の強度も上がる。


無限収納(スナフ)

時間が止まった別空間で持ち物を管理する。上限は無いが、生きていると入れない。


恒温変移(テイピクル)

無意識でも発動する。体温を調整することができるが、極端な調整は出来ない。


回復促進(リバイバル)

HP、MPの回復速度が速くなる。怪我などの回復も速く、生命維持に強く関わるほど促進率が高まる。


方角確申(コンパノイド)

方角が分かる。


憶録道標(メモリアルナビ)

一度行ったことのある場所を全て記憶する事ができる。


魔力探知(ディテクション)

魔力が見えるようになる。魔力量が低いとモノクロだが、高い部分は量に応じて色が付く。また、魔力の動きを感じる事が出来る。


暗視(ノクター)

光を多く目に取り込み、暗い場所で視界を明るくする。明るい場所で発動すると失明する可能性があるので注意が必要。


???

判別不可。第二魔法が使えるようになる。



レベル75


Dランク


ステータス

AP:4910

DP:1645

HP:6577

MP:6028




テイル・ロンド


職業:傀儡師



獲得スキル:


攻撃強化(ハイパワー)

戦闘中に限り、APを1.45倍に上げる。武器を使用する際は武器の強度も上がる。


物体操作(マリオネット)

自身を中心とした15m以内のものを2つまで、空間座標において自在に操れる。ただし、ものとの間に障害物があると、操作が途切れる。また、生物の場合は抵抗されると上手く操れない。


替装(カンザ)

来ている服と持っている服を入れ替える。


集知波(サスモル)

周囲の注意を一瞬だけ引き付ける。ただ、相手が何かに集中しすぎていると、効果は無い。


揺震御(ヤジランス)

超人的なバランス感覚が手に入る。精度は個人差がある。


柔軟御(フレクシア)

超人的な体の柔らかさが手に入る。精度は個人差がある。


脱拘束(アンバインド)

拘束魔法、能力低下魔法が効かない。魔道具も同様。


魔力探知(ディテクション)

魔力が見えるようになる。魔力量が低いとモノクロだが、高い部分は量に応じて色が付く。また、魔力の動きを感じる事が出来る。


暗視(ノクター)

光を多く目に取り込み、暗い場所で視界を明るくする。明るい場所で発動すると失明する可能性があるので注意が必要。



レベル75


Dランク


ステータス

AP:79

DP:71

HP:75

MP:178

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