神学とは自分自身の戯画になりうるものである。
代理人ソフトの案は、
僕も、
中学生の頃に思いついてはいた。
けれども、
当時のハードウェアでは不可能に近い。
自分を理解させ、
自分よりも早く広範囲に状況を理解して、
自分よりも早く事態に対処させることで、
物事をより早く熟成させることが、
代理人ソフトだ。
理屈的には不可能ではないし、
似たような話は、
度々、
様々な物語や小説に登場する。
それを現実にするとした場合、
二つの根本的な問題がある。
一つは物理的な計算速度だ。
人間の2000億個を超える超高速計算機と超高速通信機で構築された脳と同じ機械は、
技術的に不可能だし、
そもそもエネルギーがたりない。
僕の脳は20ワットの電力を消費するけど、もし、僕と同じ脳を機械的に再現した場合、地球全部の発電力を使っても無理だろう。
でも、その答えも1995年には初歩的な解答は用意されている。
シリコンシナプスの開発が進めば、21世紀の最初の十年で1000万個のシリコンニューロンの相互接続体を数ワットで動かせるようになるという研究が行われていた。
そして、
もう一つは、
ソフトウェア的な問題だ。
機械は計算する。
計算して結果をだし、
人はそれを利用する。
けれども、
人が問う問題は常に変化し、
それにともない必要とするものも変化する。
僕たちは、
僕が僕だと思っている僕ではない僕だ。
そして、
もっと重要なのは、
僕を模した機械は、
未来の夢をみれるのだろうか?
BGさんは、
それを現実に作ろうと提案してきた。