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諦観
一年間には色々なことがおこった。
インターネットが一般化し、
まぁ、
新しいものに共通する色々な問題も当然のように生まれた。
個人的には、
年上の女性から関係を迫られた。
二人で飲みに行って、
朝起きらた、
隣同士でホテルのベッドで寝ていた。
もっとも、
彼女と出会う前に、
彼女の胸をみつめる夢をみていたので、
こうなったことについては驚きはしなかったが、
その朝まで、
こうなる予兆のようなものさえなかったのだから、
世の中は起承転結は不可思議としかいえない。
昔だったら、
ご縁だからとか、
如来様のおはからい、
というのだろうが、
まさに現実は深く追求すればするほどに、
結果としては、
不可思議としかいえなくなってくる。
そうなれば、
あきらめもつく、
というが、
そもそも、
諦めとは、
あきらかにみる、
という意味なのだから、
じっと物事を考え続けた結果、
無の境地に至るのは、
当たり前の人間らしい姿なのだ。
そんな気持ちになり、
その女性との交際が色々と問題がありつつも進む中だった。
一年ぶりに、
BGさんからメッセージが届いたのは。