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生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問(の答え)
BG 「死なないものは生きていない、と学者はいうが、君は死なないものだ」
僕は考えた。
未来を知っているのは、
死なないことと同じだろうか?
未来を知っていて、
自由に生きられたとしたら、
それは未来を知っていることにはならないのでは?
だとしたら、
僕は生きていない?
僕 「42」
僕は有名な数字を打ち込んだ。
BG「解決すべき問題は私自身だ、君の国の宗教者の言葉を思い起こさせる」
僕はBGに僕と重なり合う部分があるのに少し喜びを感じた。
僕 「あなたの疑問は何ですか?」
こたえはすぐにはかえってこなかった。
やはり、
未来がみえる、という僕の言葉は信じてもらえなかったのか。
落胆しながら、
僕は過ごした。
そして、
一年が経過した。
その間、
夢でみた出来事は次々と現実になり、
これはこんな突然や偶然、
突発的な出来事で紆余曲折があって、
こんなことになるのかと、
その度に納得していた。