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淑女=外面は菩薩+内面は遣り手婆

BGさんの、

「それでいい」

をききながら、

何故か、

これまでの女性遍歴を思い出した。


多分、

ぁあ、このまま節子に耽溺して、

そのまま歳をとって、

二十代の前半までの経験を奇妙で懐かしい過去として、

懐かしみつつ死んでいくのもいいな、

なんて思ったからかな。


僕は今更ながら、

究極に鈍感で、

女性の好意は全くわからない。


それこそ、

節子に飲みに誘われた時も、

普通の飲み会だと思っていたし...。


思い返せば、

真夜中、

六本木一丁目のホテルでチェックインする時、

勿論、彼女が全て手続きした、

フロントの男性の微妙な顔が全て物語っているような,,,。


まぁ、

要するに、

未来が確定している、

と身にしてみているから、

流れに身をまかせる癖がついているというか、

他人の欲求に無頓着というか、

もっと言えば、

人間の欲が理解できない。


そういう意味では、

節子は欲の権化のような、

ある本的にいえば、

淑女の典型だった。


すごく綺麗で、

優しくて、

大人で、

ベッドの上では娼婦並み。


何の文句もつけようがない。


正直、

なんで相手が結婚そうそうに浮気したのか、

それが信じられない。


何でわかったの?

ときいた時、

だって、

コンドームもってたのよ、

私とは使わないから。


その時は、

そうなんだ、

と思ったけど、

あとで、

生々しいなぁ、

と少し凹んだ。


僕は彼が生で出した後を、

ごにょごょしていたわけか...。


まぁ、

こんな優柔不断も、

確定的な未来への、

一コマでしかないわけだけど。


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