その7魔王
一刀両断されたラーマはまたも姿を消し、異様な笑い声だけが響く。
「フフフ…私はどこを斬られようが死にませんよ。」
無傷のラーマの姿…マサカァは後頭部にペイントゥースを突き付けられ、呆然としていた。
「くっ!死神めっ!」
不死の力を得たラーマは無敵だった。
「どうやら最後が来たようですね。このまま頭を貫くと、間違いなくその少年は死にますよ。選択権は2つです。このまま死ぬか、我々の人形になるか…」
弱風は強風に変わり、辺りの草木を揺らしている。「どっちもお断りだな!」
マサカァはそれと同時にペイントゥースを皆殺しの剣で弾き、ペイントゥースの無数の刃は地に突き刺さった。
「小癪な真似を!はっ!!」
ラーマの手に光の塊が集まった。
そして…大地が悲鳴をあげた。
エネルギー弾はマサカァに向けられ、寸前で避けたが大地に大穴が開いた。
「馬鹿なっ!なんて威力だ。」
奴はまたエネルギーをため始め、その隙を狙う。
皆殺しの剣がラーマの肩、腰と足を切り刻み鮮血がしたたるが、ラーマは何ごともないかのようにエネルギーをため続けている。
「はっ!!」
……まともにエネルギー弾を直撃したマサカァの体はボロボロになり、生気を失っていた…朝日が昇り、二人の姿を照らし始める。
「負けるわけにはいかねぇんだ!殺人藝蹈MAXパワー!!」
皆殺しの剣が青白い光を放ち、その光はマサカァの体中にも表れる。
「はぁぁぁぁぁあ!!」
マサカァの斬撃は光の筋だった。
ラーマの体に何千何万もの光の筋が入る。
さすがにこれは堪えたのか?悲鳴をあげている。
「まだだぁ!!」
何万回もひたすら斬りつけ、ラーマの体は原形を失った。バラバラになった体に最後の一撃。
「魔王攻撃!!!」
縦一閃に剣を振りおろし、青白い光が地面に降り注だ時、ラーマは地面と共に砕け散った。
そうだ。不死の能力を持った者は、体のすべてがなくなるまで攻撃をすれば再生できなくなる。
「二度と俺の前に現れるんじゃねー…」
朝日が照らしつけた皆殺しの剣の姿は、魔王の剣ではなく勇者の剣のように光り輝いていた…




