おじいおばあの徘徊に
オラ、アミーゴ☆
大抵けったいなエッセイを創作界隈に暴投している、三屋城です!
今日はいつもと毛色の違うお話で、ためになることを書きとめとこう。
ということで、投稿です。
みなさんは、血だらけのご高齢の方が道端に座り込んでいるのを、見たことがありますか?
町内放送で、行方不明になった方への呼びかけ、または目撃情報募集のお知らせを聞いたことがあるでしょうか?
私はあります。
あれは数年前のこと。
小雨が降る中、私は団地内を車で走行していました。
すると、道のはじに座り込んでる方がいまして。
雨なのにどうしたのかな?
と思ったら顔面が血だらけです!
思わず車を止めました。
大丈夫ですか、と声をかけたら。
「なぜここに来たかがわからない」
「傷は大したことがないから病院はいい。家に帰る」
「自分は○○団地に家がある」
と言います。
タクシーを呼びたい、とおっしゃったので携帯電話でタクシー会社に連絡するも、雨で全て出払っているとの回答。
「医者はいい、家に帰る」
なおじいさまなので、救急車を呼んだとしても乗ってくれそうにない。
おじいさんは、タクシーがなかった報告を聞きながら、私が開けた窓の縁を指でなぞっています。
送りたいのは山々ですが、聞いた団地の名前は私が知らない場所、土地勘がさっぱりです。
お相手の記憶が曖昧になったら見知らぬ土地でぐるんぐるんし続けバターになってしまう!
困っていたところに、電気業者さんかはたまたリフォーム業者さんか、つなぎの男性がやってきて私たちに声をかけてくれました。
事情を話すと自分が送るよ、とおっしゃいます。
少し心配しましたが、結局お任せする事にしてその場を後にしました。
その節はありがとうございました。
後で詳しい知り合いに聞いたところ、認知症疑いで徘徊したり怪我を負った方を見かけた場合は、警察へ連絡を入れて良いそうです。
もし見かけたら、連絡してみてください。