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日々つれづれなることを、書け!  作者: 三屋城 衣智子


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『続 五味太郎はいかが』NHK ETV特集 を見た

 『続 五味太郎はいかが』を観た。

 その感想、と言うよりかはそれによって思いついたことをつらつらと綴りたい。



 引用はじめ――――――


 1人でシャツ着られるよね。

 ガキに言ってるくせに自分で1人で俳句は詠めないんだよ。

 先生がいい俳句ですねって言ってる方が喜ぶ。

 自分1人で俳句詠むっていう事が物凄く度胸のいる事だってあれ違うだろって。

 個人の自由とかってお題目で言うけども。

 こんな先に自由があんのに自らそれを無しにしてるのに……だったら何をかいわんやっていう。

 お分かりいただけましたか。

 わかってくれなくてもいいんですけど。

 余計な話が多すぎるよね俺。

 ごめんごめん。


 引用おわり――――――『続 五味太郎はいかが』NHK ETV特集 ※URLは下記後書きにて



 五味太郎先生のこの考え、すごくわかるなという感想。

 基本的には私もこの考えで、特に誰かからの評価が欲しいとかそれで自己を確立したいとかいう欲求は無くて。


 いや、もちろん昔はあった。

 あと作品は自分の叶えられなかった理想の具現化でもあった。

 自分は結婚なんてとてもじゃないけどできないだろうし、何か仕事で後進に残せる人間でもないだろうって考えていて。

 だから、我が子のような作品が残せたらとも思っていた。

 けれど今では大分違う。


 自分で自分を見つめられて、現状を受け入れることが出来ている。

 自分の幸せという価値基準がどこにあって、何をすれば自分が幸せを感じることができるかを知っている。

 そこに、ぶっちゃけると、作品を作って誰かに認めてもらう、ということは介在しない。

 ならなぜ、作品を作り、発表しているか。

 自己の輪郭の確認も、今も確かにあるけれど。


 単純に、楽しいから。

 自由で楽しい場がそこにあるから、作って、他者の反応を享受させてもらっている。

 作ってみたいから、作る。


 そしてそれを使って、コミュニケーションしている、そんな感覚に近い。

 二番手三番手に、完結部分まで読んでもらえるだけの品質があるのか(要は完全なる廃棄物ではないかの確認)とか、客観からの作品のブラッシュアップとか、イラストだといいねという一定水準もしくは目が楽しかったらしい反応(これもコミュニケイトかな?)とかが欲しいのもある。


 もちろん、烏滸がましくも、これまでいろんな人のいろんな文章を読んできて自分が形作られたっていうのもあって。

 自分の考え方がまた誰かの輪郭や、価値観のドットの点一つくらいにはなれたら幸せね、という欲も持ち合わせている。


 ある種の自由な強欲さが、自身の創作、ものを作る事だと思ってる。


 じゃあなぜ公募に出そうと思って行動したり、投稿サイトの賞に応募してるか?

 それは先にも書いた通り、品質の担保がある方が、伝わる書き方ができてるっていう証拠になるからだったり。

 あとは、賞金があったりするから。

 懸賞に似てる部分もあるかもしれない。

 もらえるものはもらいたい、鶏肉が牛肉、牛肉がA5ランクになったら嬉しいのと、私の感覚の中では大差ないのかもしれない、とは、今気づいた。


 不安で確認がしたい、というよりは、より良くしたい。

 賞応募はその一助になると考えている。


 だから、読者の方の指摘を積極的に募集しているし、指摘をやたらめったら排除したいと思っていない。

 私に、私の作品への客観性は、正直言って、ない。


 悲しいかな、ないから他者を頼るほかないのだ。

 その点、貴重な時間を割いて、読み込んで感想をくれたり指摘をもらえることに、とてつもなく感謝している。

 考える機会をもらっているのと同義だから。

 これがなければ、きっかけがなくてとてもじゃないけど改稿作業なんて無理だと思っている。


 そうやって評価とは違う軸から、自由に作ることができている現状を、私はとても気に入っている。

引用元 https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2024050423817

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