ああ、かなわないなぁと思ったこと。
嗚呼、そんな感覚がいっとう鋭い時期が、自分にもあったなあ。
そう思わされる小説を読みました。
べりべりと思考や感情のそのまわりを剥くような、そんな感覚の小説でした。
今はもう遠い記憶、その柔らかさを目の当たりにして。
昔の詩をこちらにも再掲しましたが、目の前にした時のその距離感は、実に感慨深いものがありました。
なぜか。
私の昔の作品は、そのままそのとき私が得ていた傷だったからです。
今はもう通り過ぎた道。
その道には確かに、みずみずしい当時の今があった。
そしてその傷は、いつのまにか硬いかさぶたとなったのだなと。
そう思えるのが人として幸せであっても、さて書き手としてどうか、というところは不明ではあります。
それでも今あるもの、過去にあったもの、そして今から掴む未来の様々を、折々に。
綴りきっていけたならそれも幸せなのだろう、と思います。
以上、文学賞落選のつぶやき。
を、ちくしょー! 以外で綴ってみるのこと。
とりとめもないことを、とりとめなく、たまに表現練習に。
三屋城に刮目せよ!(言いたかっただけ)
次回、実際に応募した作品の巻(微修正があるよ)お楽しみに。