第二十八話 ナヨ・タケノガグヤ14
天の川銀河太陽系第三惑星管轄管理士官グレイ・アダムスキーは、今非常に頭を悩ませている事がある。それはグレイにとっても予想外する出来事で、あまりにもな結果に呆然としたくらいである。
「うーむ、どうするべきか……まさか地球に居たナヨ君の想い人が、たった十年足らずで死んでしまうとは」
そう――その出来事とはナヨ・タケノカグヤの想い人である通称『ミカド君』の御葬式だった。グレイがどんなに優秀であろうと、人の運命までは流石に知ることは出来ない。
それはナヨが地球から月へと戻って来て数年が経ち、軽い気持ちで、ふと思い立った事だった。グレイはまるで昨日の夕御飯を思いだすように、地球で出会った青年のことが気になったのである。
「久しぶり彼の様子でも見てみるか。ついでにナヨ君も呼ぼう……彼女も寂しい思いを募らせているだろうしな」
グレイは一寸した親切心からナヨを呼び寄せ、彼女が少しでも慰められるようにミカドの姿を見せてあげようと考える。それはグレイの優しさでもあり、無理矢理ナヨとミカドを引き離した彼女に対する謝罪のつもりだった。
グレイナヨと件の青年の様子を見る為に、天の川銀河太陽系第三惑星管轄監査管理室へ集まった。グレイの仕事部屋である天の川(略)管理室の窓は一種の望遠鏡となっており、そこから地上の様子を覗き見ることが出来る。グレイは『今ミカドは何をしてるのかな?』と思いつつ、地球にある小さな島国へと望遠鏡の焦点を合わせていく。
「え」
しかし月より地上の――ミカドの様子を見ようとしていた二人の目に映ったのは、ナヨの想い人であるミカドの葬儀だった。
ナヨは地球でのお葬式に詳しいほうではないが、人々が嘆き悲しみ、棺のようなものが運ばれる様子を見れば、それがどんな儀式か分かるくらいには地球人類に詳しくなっていた。グレイはグレイで地球人類のマニアなので、それがどんな意味を持つのか一目で分かってしまう。
地球人類の何人かが棺を担ぎ、その周囲に居る人々は皆、悲しそうに顔を伏せ涙を流している。その中には『文部天皇……早すぎますぞっ!』とか『ああ、あの若い活力に溢れた王が……』などと呟く人間もいる位だ。
グレイはそれを見て、自分の眼球が顔の前へと飛び出し、掛けてもいない眼鏡のレンズを割ったような錯覚さえ覚える。隣で地球をの様子を見ているナヨは、顔を死人の様に真っ青にしており、既に満身創痍の状態でフラフラと立っていた。
「……彼、亡くなってしまったらしいね」
ポロっと何気なく漏らしたグレイの言葉。まさに余計な一言。それが小さな親切、大きなお世話となってしまう。それが如何に真実であろうと、言ってはいけない言葉というものがあるだろう。
どんなに間が悪かろうとも、グレイに悪気はなかろうとも、結局は彼の言葉が止めとなった。ナヨはグレイのその一言で『う~ん』と、そのまま仰向けに倒れ込んでしまうのだった。
「しかしまさか、あれ以降ナヨ君が寝込んでしまうとは。仕方が無いとはいえ、彼女の仕事も溜まる一方で張るし……しかし今の彼女に色々押し付けるのは酷というものだろうし、一体どうしたものか……」
そうしてナヨは現在、地球に降りる前よりも体調悪化となり、自室で休む羽目になっている。本来ならナヨの休暇は既に終わって、今は技術士官としての腕を存分に奮って貰っている筈だった。
それが何故かナヨは無期限の休暇を得ている。しかし流石のグレイも『無理にでも仕事に出るように』と、言ってしまえるほどの馬鹿ではない。
ナヨは父親からの無理なお見合い攻撃に疲れ、逃げ出すように地上に降りた。そこで思わぬ異性と出会い、気持ちが通じ始めても、それはどうしても結ばれぬ恋。そんな恋を諦めたナヨではあるが、彼の姿を見れば少しは気分が晴れるだろうと、グレイが気を利かせた結果がコレである。
ナヨからすれば、まさに踏んだり蹴ったりな状況な訳で、これでは寝込んだとしても仕方が無いとグレイも思ってしまう。
「しかし、本当に困ったな。ナヨ君が落ち込むのも、仕事を休んでいるのも困り者だが、それ以上にタベント大佐の圧が凄い。あの人は娘に対しての愛情が大きすぎる」
ナヨがミカドの事で落ち込んでいる事には困ってはいるが、それ以上に厄介なのが彼女の父であり、グレイの元上司であるタベント・タケノカグヤの圧力だ。娘の体調を気遣って、元部下に休暇の申請を頼んだら、その娘はより体調を崩して寝込んでしまう事実。
『これは、どういうしたことか?』
――と、静かに怒るタベントの追求と圧力は酷くなり、今回のあらましをポロっとグレイは漏らしてしまう。そしてグレイはタベントからナヨを『お前が責任を持って慰めろ』やら『可能ならもう一度地球へ降ろしてやれ』など、無理難題な事を押し付けられようとしている。
「うーん、うーん、うーん……」
そうやってグレイは通常の仕事業務を行いながらも、今も頭を悩ませてる。さすがに宇宙人類の凄まじい科学技術でも、既に死んでしまった命を生き返らせる事までは出来ない。かといって今のナヨに『新しい恋でもしようぜ!』というは、あまりにも空気の読めなさ過ぎる言葉だろう。
そうして仕事をしながら唸り続けているグレイを見た彼の部下――パーシー・ローウェルはそんな上司の様子を見かねたのか、面倒臭そうにして口を開いた。
「どうかしたのですか、グレイ主任」
「うむ。聞いてくれるかね、パーシー君」
待ってましたと、言わんばかりにグレイは反応良く返事を返す。実はグレイもこのまま一人で考え続けても、埒が明くことは無いだろうと他の意見を求めていた。
しかし今回のナヨの不調は完全に自分の余計な一言であり、グレイとしては変なプライドが邪魔して、気軽に相談出来なかったのである。むしろグレイとしては、パーシーの方から聞いて来てくれた事に感謝している。
そしてそんな感情は既にパーシーには筒抜けだ。だからこそパーシーは面倒と思いながらもグレイに尋ね、さっさと彼の悩みを解決してしまうと考えた。何故なら隣でウンウン言われるのは、害こそないが、鬱陶しい事に変わりはないからだ。
「うん。実はナヨ君の事で、ちょっと相談に乗って貰いたいのだよ。君も曲がりなりにも女性だろう? 故にナヨ君の気持ちも分かるかもしれない……と思ってね」
「逆にグレイ主任は、女性の気持ちは分からないですよね……まぁ、いいですけど、それでナヨさんがどうかしたのでしょうか? 確かに最近は仕事を休みがちになっているようですが」
「うん、まぁ、そのナヨ君にも色々あってね。特に最近は地球で恋仲になりそうなだった男性の葬儀を見てしまってね……彼女は酷く落ち込んでいる様子なんだ」
「ああ。あれは何と言うか……ナヨさんから見れば、あまり気持ちの良いものではありませんよね」
「まぁ、そうだよなぁ。流石に僕もアレは予想できなかったよ。まさに『僕としたことが!』って、叫んでしまいくらいだった。まさかあの青年がいくら地球人類とはいえ、たった十数年程度で死んでしまうとは……」
どこか残念そうに呟くグレイではあるが、それを見たパーシーは不思議そうに首を傾げるだけだ。パーシーはグレイとの会話に何かズレのようなものを感じたのか、キョトンとした表情で聞き返す。
「グレイ主任が言っている青年とはミカドさんの事ですよね? 彼が死んだとは、どういう事でしょうか?」
「ん? ああ、確かに僕の言っている青年とはミカドの事だ。その彼の葬儀が少し前にあってね、それをナヨ君が目撃してしまったのだよ」
「はぁ……でも彼には彼なりの理由があったのだと思いますよ。私がチェックした時な、富士山と呼ばれる山に登って、自由になった身を満喫してるようでした」
「………………え?」
パーシーの言葉を聞いて、グレイは信じられないような事を聞いた――と、驚いた表情になる。
「え? ……って、どうしてそこでグレイ主任が驚かれてるんですか?」
「え、いや、だって、お葬式って普通、誰かが死んだときにやるものだよね? じゃあ、あれって一体何だったの?」
「お葬式はお葬式だと思いますが……まぁ私が見たのが、勘違いやソックリさんじゃなければ、ミカドさんは地球できちんと生きてますよ」
「…………まじ?
「はい、まじです」
グレイがナヨと一緒にミカドの葬儀を見たのが十日前。それに反してパーシーが彼の姿を見たのは三日ほど前だ。パーシーの言葉を信じるならば、どう考えてもミカドは生きている。しかも山登りまで楽しんでおり、その姿は非常に壮健なようだった。
「いえいえいいえグレイ主任、よく考えてみてください。確かに私もわざわざ報告はしませんでしたが、グレイ主任なら気づいても良かったのでは? 彼は――ミカドさんは、私が調合したセイメーの実を食べているんですよ。元は病気がちだったり、体が弱かったりしても、十年足らずで死んでしまうことは普通だったらあり得ません」
「あ………………………………僕としたことがっ!」
グレイはミカドの葬儀を目の当たりにした事と、それをナヨに見られた事でかなり動揺していたらしい。そのうえナヨの父親には普段から謎の圧力を掛けられ、根本的な問題――セイメーの実の効用に関する事も抜け落ちていたようだ。グレイは自分の仕事の為に用意してある机に、そのままふて寝をするように突っ伏してしまう。
「私がミカドさんを見た時、理由は分かりませんでしたが山に登ってました。それでその山の上で『ナヨ姫以外と結婚するのは嫌だから、ついでに死んだ事にしよう』とか何とか言ってましたよ。流石に音声までは録音してなかったので、私しか聞いてはいませんが、ミカドさんが生きているのは間違いありません」
「…………さっきの言葉、ナヨ君に聞かせてあげたかったなぁ」
ミカドの言葉をパーシーから聞いたグレイは、しみじみしながら呟く。しかしそこで先ほどまでの会話をふと思い出し、グレイはパーシーに湧いた疑問を尋ねるように話し掛ける。
「ちょっと待ってくれ、パーシー君。きみはミカドが生きていたことを初めから知っていたんだよな?」
「ええ、そうですね」
「だったらどうしてナヨ君が、仕事を休みがちになっているのを放って置いたんだい? パーシー君はどんな理由で、ナヨ君が仕事を休んでいると思っていたんだい? きみが如何に冷徹な女性だとしても、勘違いして一人で落ち込んでいるナヨ君をそのままに放っては置かないだろう?」
暴言と信頼の言葉が同時に出るグレイだが、パーシーは彼との300万年の付き合いのせいで既に慣れている。パーシーは信頼の気持ちを上回る暴言に対し、イラっとする気持ちを抑えながら、彼の疑問に答えていく。
「グレイ主任は『竹取物語』というものをご存知ですか?」
「何だいそれは? 新しく開発された農法か何かかね?」
グレイは聞き慣れない言葉と、竹という植物があることを思いだし、新しい効率的な農法か何かでも誕生でもしたのかと思った。しかしそれを見たパーシーは、まるで残念な上司でも見るかのような視線になり『竹取物語』について説明する。
「『竹取物語』は最近、母星ケプラーで人気になった映画の名前です。公開されたのは四年ほど前なのですが、その元になった話というのが、ナヨさんが地球で体験した事――となっています」
『竹取物語』は母星ケプラーでの人気俳優が演じている、地球人類との悲恋を描いた恋物語だ。今までに無かった発想で、地球人類との恋をメインとして描かれており、新機軸の大作映画として人気を博している。初めは小規模な口コミで話題が広まり始めたのだが、今では新作の映画の金字塔としての人気を博している。
「つまりパーシー君は、その事でナヨ君が恥ずかしがり、仕事を休みがちになったと思っていたと?」
「ええ。誰だって自分の日記に書いた様な出来事が映画になり、それが超ヒット作になれば引き籠りたくもなるものかと。まさかナヨさんもセイメーの実の効果を忘れて、ミカドさんが死んだ――と思い込んでいるとは考えもしませんでした」
「………………」
確かに、それはそうだ――とグレイは言いたいが、彼自身もそのことをすっかり忘れていたのだ。パーシーの言葉に同意したい気持ちと、意地でも同意したくな気持ちが彼の心でせめぎ合う。
「ですからナヨさんは、自分の生活を題材にした映画が公開された事を遂に知ってしまい、居た堪れなくなったと思ってました……報告が遅れてしまい、申し訳ありません」
「いやいや、流石にこれは僕の……僕とナヨ君の認識不足というか、不注意の結果だ。パーシー君に責任はないだろう……それにナヨ君を題材にした映画の事を聞けた事は、ある意味で収穫だ。彼女の心のケアの為にも、出来るだけ注意しておこう」
「了解しました……しかしナヨさんの地球での話が映画ですからね。もしかしたらグレイ主任のこの生活も、何かの題材に使われるかもしれませんよ?」
「そうかい? 栄誉ある任務とはいえ地味な仕事も多いのだがね」
「そうですね。ある意味では地球人を観察するだけの、研究職みたいなものですから……ちなみにグレイ主任なら『自分を題材にした映画』が作られるとしたら、どんなタイトルを付けようと思います? ナヨさんの場合はナヨタケ号や、彼女を取り巻く環境を元にしたタイトルのようでしたが」
それは意味が有るよう無いような、取り留めのない話だ。強いて言うなら上司と部下のコミュニケーションの一種で、益のある話ではない。だがこうした会話が潤滑油となり、普段の仕事に影響が出ることを知っている二人は、そのまま何気なく会話を続ける。
「ふむ……そうだね。ここはどうせなら、シンプルにつける方が分かりやすいだろうな。例えば『天の川銀河太陽系第三惑星管轄監査管理士官グレイ・アダムスキー』なんてタイトルが長すぎるし、意味が分からな過ぎて全く人気が出無さそうに見える。そう考えると――」
グレイは顎に手を宛てて考え込む。しかしそれも僅かな時間で、グレイはおもむろに手をポンと叩き、自分が体験した自著を語るように発言する。
「――ここには月があって地球というう星がある。そして宇宙人類という私がいるのだから、タイトルはシンプルに『月と地球と宇宙人』で決定だな」
「それは少しシンプル過ぎませんか?」
「いやいや、今はこれくらいストレートでシンプルの方が受けが良いと思う――っと、そろそろ僕は、さっきのことをナヨ君に報告をしに行くとしよう。そうすればナヨ君もきっと元気を取りもどし、バリバリと仕事に精を出してくれるだろうさ」
「そうですね……グレイ主任はそうなさってください。ナヨさんはもともと集中力が凄い人ですから、不安な気持ちが取り除かれれば、今まで以上に結果を出してくれるでしょう。私の方は、今からミカドさんの事を探しておきます。あの地球から一個人を探すのはそれなりに大変ですが、幸いなことに、場所は狭い島国で三日前の所在も分かっています。見つけること自体は、然程難しいことではないと思いますので」
「ああ、そうしてくれ。では僕は早速、ナヨ君の所へいって報告してくるよ」
グレイはそう言ってパーシーから聞いた事を伝える為に、意気揚々とナヨの私室へと向かって行く。そしてその事実を知ったナヨは当初、呆然としながら呟いた。
「ミカド君が生きてる……?」
グレイの前で長い時間の間、呆けてしまうナヨ。目は真っ赤になり、頬も酷く腫れている。初めの内はミカドが生きている事に半信半疑ではあったが、地球での彼の姿を見たナヨは心の底から安堵し、そのまま咽び泣いてしまう。
こうしてグレイの早とちりとナヨの勘違いで起こった騒動は、パーシーの一言から無事に解決することになる。しかしナヨがミカドの生存を知ってから暫くした後――グレイにとって思いも寄らない事態が起きてしまう
「ちくしょーめっ!」
意外な事態に思わず大声で叫んでしまうグレイ。そもそも今回の事を含めた、今までの出来事の発端は、ナヨも望みもしなかった婚活活動が上手くいかなかった為だ。それによりナヨは父親からの無駄なプレッシャーに負け、半自暴自棄になって地球へと逃亡する。
そうして地球へ来てみれば、そこには理想――とまでは言わないが、好きになれそうな異性が居た。しかしその異性との恋は、国際結婚を遥かに超えて難しく許されるものではない。自分の気持ちを何とか押し込め、ナヨは少しの思い出と約束を胸にこの月へと帰って来る。
だがナヨが月へと帰って来た直後、上司のお節介のおかげで、彼女はミカドの葬儀を目撃してしまう。当然ナヨは想い人が死んでしまったと思い込み、深い悲しみに囚われてしまう。ところがそれはナヨの勘違いで、今もミカドは地球で元気に暮らしている。
もはや泣きっ面に蜂、弱り目に祟り目なのか、幸い転じて福となったのか、それとも地獄で仏にあったような気持ちにでもなったのか……とにかく、よく分からない状態となっていた。そしてそんなナヨがグレイの話を聞いて、彼女がどんな行動を取ったかというと――。
「パーシー君! ナヨ君は今、エリア51に潜伏中だ。随行員二人を付けて各部屋をチェックしてくれ」
『了解……すぐに向かいます』
「イヌマール君。君はナヨタケ2号を確保し、監視を続行してくれ」
『了解だ』
――つまりはナヨの抑えていた気持ちが、物の見事に暴走した。
こうして月では暫くの間、ナヨによる脱走劇が始まってしまう。ナヨはナヨタケ号を次々開発し、そおれをデコイとしてグレイを惑わせ、隙を突いて何とか地球へ降りようとする。
いくらグレイがそれらを接収しても、ナヨはどこからか部品を取り寄せ、次々とナヨタケ号を作ってしまう。まさにそれは竹林に生える竹の如しで、その数は軽くと三桁を超える程になってしまう。つまりはナヨがナヨタケ号を作り、グレイがそれを接収する、二人のイタチごっこの始まりである。
そうして暴走する乙女となったナヨが、再び落ち着きを取り戻したのは、グレイが彼女にある提案をしてからだ。それは地球に意地でも向かおうとするナヨと、地球に居るミカドに対し、グレイが直々に特例を与える事。
そしてその特例とは奇しくも、ナヨが地球で暮らしていた頃の関係を保つ事だった。つまりお互いの近況を手紙でのやり取りも限り容認する――要するに文通の許可を出したのである。この事によりナヨは心の平穏を無事に取り戻すことになり、彼女も月での仕事に打ち込めるようになる。
ただ強いて言うならナヨの父であるタベントは、未だに娘が実家に戻って来ない事を嘆いていた。しかしナヨはそんな父親の言葉に耳を貸す事はない。むしろ最近になって再びお見合いを勧めてくる父に向って「お父さん、うざいよ」と、言葉のナイフを刺すようになっている。
こうしてナヨの父であるタベント・タケノカグヤの娘を手元に戻そうとする企ては、永遠に失敗することになるのだった。




